年々相場が上昇中! なぜいま「カルティエ」の腕時計人気が高まっているのか
マイナビニュース / 2024年8月10日 11時0分
ハイジュエラーとして長く、その王座に君臨するカルティエ。実は、いち早く腕時計を手掛けた歴史を持ち、それまでの常識をくつがえす優美さ、ラグジュアリーさを加えた存在だ。
カルティエのファンを筆頭に、コレクターが集めるシリーズもいくつかあり、またファッションに高級感やシックさをプラスするためのアイテムとして人気が高い。ハイジュエラーとしてのカルティエの人気や、金やジュエリーの相場が上昇するにつれ、カルティエのシリーズも相場が上昇しているのだとか。
「カルティエ」の腕時計の魅力や人気モデル、相場の動向について、KOMEHYOを運営する(株)コメ兵 商品部の鳥居真 氏に聞いた。
○ブランドの歴史とデザイン性の高さが魅力
――カルティエの腕時計が幅広い層から愛されている背景を教えてください。
世界屈指のジュエリーブランドとして名を馳せている「カルティエ」ですが、実は時計ブランドとしても長い歴史を持っています。
例えば、1904年に生まれたカルティエの「サントス」。いまでは誰もが知る定番モデルですが、"世界初の腕時計"という説も聞きます。世界初という説の真意はどうであれ、時計に対してラグジュアリーさやエレガンスを加えた、装飾性と実用性を兼ね備えた現在の腕時計の原型を作ったとはいえると思います。
それゆえに、なかでも腕時計にファッション性を求める方から、広く愛されている印象があります。ジュエリー、バック、財布などと一緒に腕時計もカルティエで揃えて「トータルコーディネート」を楽しめるのもブランドの魅力となっています。
――現在のトレンドとしては、どんなモデルが人気なのでしょうか?
1990年代から2000年前後のファッションが現在のトレンドとなっているので、カルティエの腕時計も同年代に流行したモデル「マストタンク」に注目が集まっています。
また時計コレクターの間では、カルティエの最上級ラインと言える『CPCP』(コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ)の評価が高まっています。このシリーズの機械式ムーブメントは美しく、あえて見せているこだわりにグッとくる方も多いです。
比較的生産数が少なく、希少性の高いシリーズなので、状態の良いものは1本数百万円から1,000万円を超える価格で流通しています。
○オークションで2億円超の値をつけたモデルも
――過去のオークションなどで高値をつけたモデルはありますか?
ゆがんだ形が印象的な「クラッシュ」の1967年製ファーストモデルが、オークション史上最高値の2億円超えで落札されています。その額、なんと165万ドル(約2億5,000万円)です。
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