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HPEがAI戦略を説明 - 「NVIDIA AI Computing by HPE」の強みとは

マイナビニュース / 2024年8月1日 12時17分

及川氏は、「技術的なトレーニングは既に開始している。パートナプログラムは2次代理店も含めて拡販していきたいと考えており、11月以降に新年度のパートナプログラムを拡張する予定」と説明した。
「HPE Private Cloud AI」の特徴

「NVIDIA AI Computing by HPE」のオファリングとして提供されるのが「HPE Private Cloud AI」だ。これは、NVIDIA AIコンピューティング、ネットワーク、ソフトウェアと、HPEのAIストレージ、コンピュート、HPE GreenLakeクラウドに実現したもので、ターンキーのフルスタックのプライベートクラウドとなっている。

「HPE Private Cloud AI」は、以下を実現する。

AIによる生産性の向上
データへのアクセスを一元化
エンタープライズ品質の信頼性とコントロール
データをプライベートに保った状態でのクラウド体験

及川氏は、「HPE Private Cloud AIでは、企業が生成AIを使っていくために必要なものをセットとして提供するする。生成AIを利用するための環境をゼロから作るのは難しいので、検証済みのモノを導入できるようにする。また、PoCから本番に移行するにあたり、データのリスクを感じている企業が多いと感じている。主にオンプレミスを想定しており、データを外に出すことなく使ってもらえるようにしているが、クラウドからも使えるし、ファイルもオブジェクトも使える」と説明した。

「HPE Private Cloud AI」のAIモデルはNVIDIAが提供し、、AIソフトウェアとAIインフラは両社が、AIサービスはHPEとサードパーティーが提供する。エヌビディア エンタープライズ事業本部 事業本部長 井﨑武士氏は、「ハードウェアはGPUとネットワーク製品が統合されており、ソフトウェアは統合的なAI開発プラットフォームを提供し、生成AIの開発や展開を合理化する」と語った。

井﨑氏は、「HPE Private Cloud AI」の持続可能性についても言及した。今後、多くの企業で生成AIが利用されることになると電力効率の抑制が求められるとして、NVIDIA NIMでは推論を最適化することで、モデルスループットを3倍向上しているという。

また、「OpsRamp operations copilot」は、大規模なデータセットを解析して会話型のアシスタントによるインサイトを得ることで、運用管理の生産性を高める。「HPE Sustainability Insight Center」は、エネルギーと炭素の影響の管理を実現する。

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