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スキマバイトで急成長した「タイミー」がIPO、今後株価は上昇するか

マイナビニュース / 2024年8月3日 7時0分

タイミーの顧客企業は物流・飲食・小売8割以上を占めており、それら業種はいずれも人手不足の業界です。これまでニーズがありながら実現できていなかった、スキマ時間のバイトサービスの提供に加え、国内の人手不足にも後押しされてタイミーは急成長しました。

国内の人手不足は人材関連サービスのビジネスチャンスとなっており、近年は複数の人材関連企業がIPOしています。その中でも「ビズリーチ!」のテレビCMで有名なビジョナル<4194>はIPO後も成長を続け、今や日本を代表する成長株です。タイミーもIPO後の成長が続き、ビジョナルに続く存在となる可能性もあります。
今後のリスク、行政による規制強化について

人材サービスは行政による規制リスクが存在します。人材派遣、業務請負など、時代とともに人材サービスはサービスの拡大と行政の規制がイタチごっこの側面が否定できません。スキマ時間のアルバイト市場が上場企業の出るほど急拡大した結果、今後行政から新たな規制が課される可能性は同社のリスクとして存在します。また高齢化社会を迎え社会保険料の確保が迫られる中で、アルバイトという社会保険料の枠外の存在が大きくなることにより、アルバイト分も社会保険料徴収などの負担が、同社顧客の事業者に生じる懸念もあります。

タイミーについては、事業及び市場自体が急成長したが故のリスクがあるといえるでしょう。また学生のスキマバイトの利用イメージがあるものの、学生の利用は16%に留まります。サービス利用者の約半数が40~60代で中高年層という点も、今後議論を呼ぶ可能性のある部分です。
成長を維持して更なる株価上昇なるか注目

近年のIPO銘柄は初値天井、もしくはそれに近い株価推移を見せる銘柄が多いです。時価総額1,000億円超でIPOしたタイミーの株価は、今後下落が続くリスクもあります。

高株価でIPOのデビューで高い成長が期待される中で、タイミーは今後も成長を維持して株価上昇を果たすことができるか注目されます。

石井僚一 いしいりょういち 金融・投資ライター。大手証券グループ投資会社の勤務を経て、個人投資家・ライターに。株式市場や為替市場に関連する記事の執筆を得意としている。資産運用記事やインタビュー記事も執筆中。第一種証券外務員資格保有。 X(旧Twitter):@writerIshii note:https://note.com/richiwrite/n/n1f6457703168 この著者の記事一覧はこちら
(石井僚一)



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