1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

緊急事態に備えiPhoneで「衛星通信」をテストしよう

マイナビニュース / 2024年8月3日 11時30分

画像提供:マイナビニュース

2024年7月、ここ日本でも「衛星経由の緊急SOS」がサポートされました。緊急時にテキストメッセージの送受信を通信衛星経由で行うことができるこの機能は、一部の国・地域および特定のiPhone(iPhone 14以降/iOS 16.1以降など)でサポートされていましたが、日本はサービス対象外でした。

「衛星経由の緊急SOS」を利用するには、iOS 17.6が動作するiPhone 14シリーズとiPhone 15シリーズが必要です。iOS 17.6にアップデートすれば、4G/5Gのモバイル回線が使えないエリアでも、iPhoneが直接人工衛星と通信し、SOS情報を伝えることができるようになるのです。

これで人里離れた場所に行くときも安心ですが、人工衛星との通信には多少のコツが必要です。モバイル回線やWi-Fiのようにどのような体勢でも通信できるわけではなく、空が見通せる状態でなければなりません。人工衛星は一定の速度で動くため、人工衛星にiPhoneを向け続ける必要もあります。

いざというときにモタついてしまっては困るため、Appleは「衛星経由の緊急SOS」のデモモードを用意しています。実際に緊急SOSを発信するわけではないので、誰にも迷惑をかけることなく、人工衛星と通信する練習ができるのです。

手順はかんたん、「設定」→「緊急SOS」→「デモを試す」の順にタップし、画面の指示に従い操作していくと、「衛星通信接続をテストする」というボタンが現れます。画面の指示どおりモバイル通信をオフにして、空が妨げられずに見える場所へ移動し人工衛星の方向へiPhone向けると、やがてチャット画面が現れます。実際の「衛星経由の緊急SOS」も手順は変わらないため、慌てず操作できるはずですよ。
○操作手順をカンタン解説

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください