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Laboro.AI×味の素、AIを活用した「献立作成エンジン」開発 - 未来献立に採用

マイナビニュース / 2024年8月5日 15時4分

説明会では、味の素 R&B企画部 マネージャー 勝美由香氏の口からも取り組みについて説明がなされた。同社は2030年までに、環境負荷の50%削減と10億人の健康寿命延伸の両立を目指しているが、献立作成エンジン開発もこれを具現化するための取り組みだという。

同社はレシピを提供する味の素パークというサービスを提供しているが、勝美氏によると、同サービスは1万を超えるレシピデータをもつデータベースに基づいて運営されており、栄養素の情報が付与される アセットがもともとあったとのことだ。

勝美氏は、「デジタルを活用して、われわれが今まで限られた人にしか伝えられていなかった情報をもっと多くの人に伝えられないかと考えた。栄養学の正しさと食の楽しさが両立する必要があり、定量的なことに加えて定性的なことも実現することで、味の素らしいサービスを提供できるのではないかと考えた」と、「献立作成エンジン」を開発するに至った経緯を説明した。

勝美氏は、「献立作成エンジン」の開発におけるこだわりとして、食の楽しさを丁寧に追求したことを挙げた。「上流の過程から、Laboro.AIさんとともに解き明かし、これをシステムにまで落とし込んでもらった。最初から最後まで 味の素らしさにこだわった。味の素らしさを実現するために、伴走してもらった」と同氏。

「献立作成エンジン」は、味の素が今年3月に提供を開始した、献立提案サービス「未来献立」で活用されている。「未来献立」では、食材条件に合わせて栄養バランスが考慮された「ゴールデン献立」を最大8日分作成することが可能。勝美氏によると、「未来献立」は目標を上回るユーザー数を獲得できているとのこと。

加えて、「献立作成エンジン」はAPIとしての提供も始まっており、明治安田生命の「MYほけんアプリ」で利用されている。

勝美氏は、「献立作成エンジンを通じて、B to BとB to Cの両輪で成長していきたい。その歩みは今スタートしたところ」と語っていた。
(今林敏子)



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