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「新NISA」で毎月10万円積み立てたい! 年収いくらあればいけるか試算してみた

マイナビニュース / 2024年8月6日 10時23分

生活費は、1人暮らしのケースと家族がいるケースでは大きく違うため、総務省の家計調査から、単身世帯と二人以上の世帯の生活費の平均値を用いて、2パターンを試算してみます。
*1人暮らしの場合

総務省「家計調査・家計収支編2023年」のデータを参考にすると、勤労者世帯の単身者の生活費(消費支出)の平均は18万2,114円です。ここに新NISAに積み立てるお金10万円を加えると約28万2,000円となります。さらに手取りの20%相当の貯金を加えた額が月の手取りになればいいわけです。ここから逆算すると月の手取りは35万2,500円となります。年間にすると423万円です。手取りを額面(年収)の80%とすると、年収は528万7,500円となります。

単身者の場合、約530万円の年収があれば、毎月10万円の積み立てが可能となります。
*家族がいる場合

同調査から、二人以上の世帯(勤労者世帯)の生活費をみてみると、31万8,755円となっています。世帯人員から夫婦と子1人の3人家族をイメージするといいでしょう。生活費と新NISAの積み立て10万円を合わせると約42万円となります。ここに手取りの20%相当の貯金を加えて計算すると、月の手取りは52万5,000円となります。年間にすると630万円です。手取りを額面(年収)の80%とすると、年収は787万5,000円となります。

家族がいる場合は、約800万円の年収があれば、毎月10万円の積み立てが可能となります。

家族の人数や子どもの年齢、住んでいる地域、住居(持家か賃貸か)などによって、生活費は大きく変わってくるので、あくまでも平均値をもとにした目安としてみてください。
毎月10万円を新NISAで積み立てると最終的にいくらになる?

最後に、月10万円を積み立てたら、最終的にいくらになるのか、投資期間と年利ごとに表した一覧表を作成しました。

ここで留意したいのが、月10万円の積み立ての場合、15年で新NISAの生涯投資枠1,800万円を使い切ってしまうため、その後は新たな積み立てはせず、運用のみで据え置いた場合の最終的な金額を表しています。
「毎月10万円」の積立投資の運用成果

年利3%の運用で15年間積み立て、さらに15年間据え置けば1,800万円の元本がほぼ倍になることがわかります。通常は運用利益に対して約20%の税金がかかりますが、NISAの場合は非課税となるので、運用利益がまるまる手元に残るのは大きなメリットです。

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