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高杉真宙「自分よりも作品」俳優15周年の変化語る 欲がなくなることへの危機感も

マイナビニュース / 2024年8月7日 10時0分

『I/my』は、高杉の俳優生活15周年のメモリアルフォトブックでもある。高杉にとって15年間という歳月で自身に変化はあったのだろうか――。

「自分というよりも、作品やモノ作りに対しての思いが強くなったような気がします。役をどう演じるかよりも、役を通して作品がどんなものになっていくか……という方が僕のなかでは重要になっています」。

こうした変化に対して、高杉は「誰かに影響を受けたということは全くないです」と断言する。高杉自身、人に何かを言われて自身が変化することはないという。あくまでも能動的に自分自身の気持ちが揺れ動くことによって、行動も変わっていく。

「20代前半ぐらいから、作品を良くするためはどうしたらいいのかということ第一に考える人たちと仕事をする機会が増えてきたんです。そういう環境のなかで、少しずつ自分も『こういう人たちと一緒に仕事がしたい』と思うようになっていき、自分をどう見せるのかではなく、良い作品になるために自分がどうすればいいのか――という発想になっていきました」。

●「自分の欲を見つけることが課題」『光る君へ』出演で芽生えた欲は?

作品のために自分を捧げる――。そんなモチベーションで俳優業を続ける高杉。しかし一方で、「自らの欲」がなくなっていくことには、ほんの少しの危機感も抱く。

「自分ではなく作品を大事にすることで、自分のなかにある欲が薄れてきている気がします。作品のためにはとてもいいことだと思うのですが、向上心という意味では、やっぱりどこか自分の欲というものも必要だと思うんです。その意味で、自分の欲をしっかり見つけることが、今後の課題のような気がします」。

相反するような思いを抱えているという高杉。ベストは、自分の欲と作品がプラスになること。いまはそこを見つけることが、大きなモチベーションになっているという。

「自分が演じることで、作品が良いものになる。そんな役や作品に恵まれるためには、スキルを磨かなければいけないと思っています。それがいまの僕の大きな挑戦のような気がします。僕は歴史ものをやりたいと思っていて(現在放送中の大河ドラマ)『光る君へ』は2度目の大河ドラマ出演になるのですが、2回とも平安時代のお話だったので、他の時代を生きたいなという欲が出てきました。でもそれが作品のためにならなければ意味がないと思うので、その辺りが今後の課題です」。

高杉自身がこだわった長崎での撮り下ろしカットも満載のフォトブック。

「エッセイやフォトブックを出すとき、毎回自分の一部を切り取っているような感じがするんです。『I/my』というタイトルは自分と向き合うという意味と、フィルムカメラで撮った写真なので、現像していみないと分からないところや、未来への曖昧さみたいなものが含まれています。そういう部分を見ていただければ」。

■高杉真宙
1996年7月4日生まれ、福岡県出身。2009年に俳優デビュー。近年はNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(22~23)、ドラマ『わたしのお嫁くん』(23)、『わたしの一番最悪なともだち』(23)、『となりのナースエイド』(24)、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』(23)、舞台『ロミオとジュリエット』(23)などに出演。現在は大河ドラマ『光る君へ』に出演中。

ヘアメイク:堤紗也香 スタイリスト:菊池陽之介
(磯部正和)



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