日本における生成AIやRAGの成功の鍵とは? - Gartnerがハイプ・サイクルを発表
マイナビニュース / 2024年8月7日 14時11分
2024年版に追加したテクノロジの中では、ヒューマノイドも注目すべきものであり、亦賀氏は「2024年以降、海外の主要な自動車企業はヒューマノイドを工場に投入することで、製造業に産業革命的インパクトをもたらそうとしています。こうしたヒューマノイドも含め、現在、世界の自動車業界は『デジタルを前提とした新たなモビリティ産業』への転換が加速しています。自動車業界を先行事例とし、すべての日本企業は、産業革命のトレンドへの対応が急務となっていきます。その際、単なる合理化としてではなく、People Centricの原理原則の下、働く人の労働負荷の軽減や、人間力を高めるためのケイパビリティやマインドセットを獲得すべく、人材投資を行いながら従業員とAIやヒューマノイドとの共生を図っていくことが、企業にとって極めて重要なテーマとなります」と述べている。
また、鈴木氏は「デジタル化やイノベーションを推進するテクノロジリーダーは、まず本ハイプ・サイクルで取り上げるテクノロジ/概念の中から、自社に利益をもたらす可能性のあるものを見極め、その現在の成熟度と十分に成熟するまでの期間を理解し、自社が投資すべきテクノロジを判断することが重要です。特にハイプ・サイクルの頂点の近くにあるものについては、期待値と現実のギャップが大きい点に十分に注意する必要があります。テクノロジが未成熟な段階でリスクを取って投資をし、先行者利益を享受することをまずは考慮すべきですが、リスクを回避し、早期に導入した他社の状況を見つつ、テクノロジの成熟が進んでから採用することも得策となり得ます」との見解だ。
Gartnerのハイプ・サイクルは、イノベーションが過度にもてはやされる期間を経て幻滅期を迎え、最終的には市場や分野でその重要性や役割が理解されるという段階を踏まえて進化する共通のパターンを描いたものとなる。
(岩井 健太)
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