サンリオ、公式とファンがつながる「Charaforio(キャラフォリオ)」で創作活動支援

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サンリオは8月7日、クリエイター支援のための新規事業として、公式（IPホルダー）とファンがつながる創作プラットフォーム「Charaforio（キャラフォリオ）」を開発し公開することを発表した。

○Charaforioの概要

創作プラットフォームは、イラストや小説・漫画などの創作作品の投稿および閲覧ができるサービス。同社が今回リリースしたCharaforioは、企業や個人が自身の保有するシリーズ作品をIPとして登録し、クリエイターなどが定められたルールの中でファン創作活動を楽しむことで一緒にIPを盛り上げることができるプラットフォーム。

IPホルダーである企業や個人は、Charaforio上で個別のIPページを作成し、創作活動のガイドラインを公開する。今回はリリースに際して、「P丸様。」「イケメンシリーズ」「VEE」や、サンリオの「SHOW BY ROCK!!」「にゃんたじあ！」などが参画する。

一方のクリエイターは定められたガイドラインを参照しながら創作活動ができる。IPページにはガイドラインに則った作品のみが一覧化されるため、クリエイターやファンは安心して利用可能となる。

また、クリエイターのユーザーページにはプロフィールや投稿作品、作品の制作請負条件を記載できるため、メッセージ機能を使ってIPホルダーが作品制作を依頼できたり、クリエイター同士でコラボレーションを企画できたりする。今後、Charaforioでは定期的な創作イベントの実施なども予定しているとのことだ。
○Charaforioが備える機能

IPホルダーは企業や個人にかかわらず、創作活動を認めるIPについてIPごとにIPページを作成可能。IPページにはIPの世界観や設定の詳細、創作活動のガイドラインを掲載できる。加えて、ガイドラインに則って投稿された作品がこのページに集約される。

クリエイターのユーザーページには、プロフィールや投稿作品、作品の制作請負条件などを集約できる。また、各IPのガイドラインに則った作品が一覧として表示されるため、自身のポートフォリオとしても活用できる。

気軽なコラボレーション機会の創出を目的として、IPホルダーおよびクリエイター向けに「いつかコラボしたいボタン」を提供する。IPホルダーがクリエイターとコラボレーションしたい場合や、作品を投稿するクリエイター同士でコラボレーションしたい場合に意思表示できる。IPホルダーからクリエイターに連絡する場合や、相互にいつかコラボしたいボタンを押し合っている場合には、メッセージ機能も利用可能。
（熊谷知泰）