1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

TIS、量子コンピュータプログラミング「Qni」で産総研GPUスパコンを用いたWebサービス

マイナビニュース / 2024年8月7日 17時54分

画像提供:マイナビニュース

TISインテックグループのTISは8月7日、同社の量子回路シミュレーションWebサービス「Qni(キューニ)」において、産総研のグループ会社AIST Solutions提供の計算基盤「ABCI(AI Bridging Cloud Infrastructure)」上で実行可能なサービスの提供を開始することを発表した。なお「ABCI」上の「Qni」の利用については、申請や利用料が必要となる。
○大規模量子回路シミュレーションをWebブラウザ上で容易に実行可能にする連携

ブラウザで実行可能な量子回路シミュレータ「Qni」は、量子回路をGUIで直接操作しながら量子コンピューティングの学習やシミュレーションが可能サービスでエンジニア育成のために国内外に無料提供している。

今回、産総研グループが運用する人工知能処理向け計算基盤「ABCI」上で利用できるようNVIDIAの量子コンピューティング用SDK「cuQuantum」によるGPU処理、スパコンをWebブラウザで利用可能にするフレームワーク「Open OnDemand」などを活用するなど改良を重ね最大30量子ビットのシミュレーションが可能になった。同社では大きな改良ポイントとして、シミュレーション処理をCPUではなくGPUで実行できるよう変更したことを挙げており、併せてGPUを効率的に使う「cuQuantum」でGPUの性能を最大限に発揮することがサービス実現につながったとしている。ほか、計算ジョブの優先度調整機能「ジョブスケジューラ」や安全なユーザログイン機能「ユーザ認証」などのスパコン用サブシステムも「Open OnDemand」を活用することでスムーズな連携が可能になっている。

今回の新サービス提供により産総研では同組織が掲げる「量子未来社会ビジョン」の啓蒙活動、TISは量子コンピューティング向けオープンソースソフトウェアの拡充を図る。
(竹中貴一)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください