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macOSベータ版に隠されたAIプロンプト、AppleのAIガイドラインが明らかに

マイナビニュース / 2024年8月8日 8時21分

画像提供:マイナビニュース

MacRumorsは8月6日(米国時間)、「Apple's Hidden AI Prompts Discovered in macOS Beta - MacRumors」において、macOSのベータ版にAIプロンプトが隠されていると伝えた。RedditのユーザーがmacOS 15.1のデベロッパーベータ版に埋め込まれたプレプロンプトを発見、AppleのAI機能に関する貴重な情報が含まれていることがわかった。

○macOSベータ版に隠されたAIプロンプト発見

Redditのユーザーが発見したプレプロンプトから、Apple Mailの「Smart Reply」機能やApple Photosの「Memories」機能など、AppleのさまざまなAIインテリジェンス機能に関する具体的なガイドラインが確認された。

Apple Mailの「Smart Reply」機能はAIがメールの内容から関連する質問を特定し、簡潔な回答を生成するAI機能とされている。この機能のプロンプトには関連する質問を識別し、その質問に対する答えを提示することでAIがハルシネーションを起こさないようにする指示が含まれている。AIは効率的に関連する質問とその回答を生成し、ユーザーに対し素早く返答できるようにしている。

Apple Photosの「Memories」機能はユーザーの写真からビデオストーリーを作成するプログラムとされ、安全な内容を含むストーリーを生成するよう指示されている。 ストーリーの作成はユーザーが写真からストーリーをリクエストし、それに応じてAIがクリエイティブライターアシスタントとして動作する流れとなっている。ストーリーを作成する際にはガイドラインとして宗教的、政治的、暴力的、性的、不適切、否定的、挑発的なストーリーを避けるよう設計されている。

さらに、AppleのAIツール全般に対してハルシネーションを防ぐための一般的な指示が含まれている。例えば、ユーザーのメール返信を手伝うアシスタントライティングツールには、簡潔かつ自然な下書きメールの作成や下書きの返信をよりわかりやすく完全なものにするための一連の質問と回答が提供される。これらの指示によりハルシネーションを防ぎ、正確で信頼性のある回答を提供できるとみられている。

AppleのAIプラットフォームであるApple Intelligenceは、今年後半にiOS 18.1、iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1で正式に展開され、2025年までのアップデートで新機能が徐々に追加されることが予定されている。
(杉山貴章)

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