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ホンダが最初に作ったクルマは超高性能な軽トラだった?

マイナビニュース / 2024年8月17日 11時30分

画像提供:マイナビニュース


ホンダが初めて作ったクルマは軽トラック(軽トラ)だった? このクルマの正体とは!

ホンダとトラック、結びつく?

ホンダのクルマといえば、どんな車種が思い浮かびますか? F1のイメージからスポーツカーという方もいらっしゃるでしょうし、最近だと「N-BOX」など軽自動車の存在感も増しています。ただ、「トラック」だという方は少ないのではないでしょうか? 実は、同社が初めて作ったクルマは軽トラだったそうです!

このクルマの詳細について、モータージャーナリストの内田俊一さんに聞きました。次のページで教えていただきます。

――正解は次のページで!


○問題をおさらい!

正解はこちら!

○【答え】ホンダ「T360」

これはホンダ「T360」という軽トラックです。隣に写っている赤いスポーツカーは「S500」ですね。これらのクルマが誕生した経緯を振り返ってみましょう。

ホンダの設立は今から76年前の1948年。二輪車(バイク)の製造から事業をスタートさせました。初めて四輪車(クルマ)を手掛けたのは1963年です。

そのきっかけのひとつになったのは、1961年に当時の通産省が発表した「特定産業振興臨時措置法案」(通称:特振法案)でした。日本経済を成長させるために策定された法案です。

「特定産業」には自動車、特殊鋼、石油化学などが含まれました。自動車は「量産車」「特殊車」「ミニカー」の3つに分類し、1963年の施行時点で実績のないメーカーは事実上、参入を認めないというものでした。結局は廃案になるのですが、これに乗り遅れてはいけないということで、ホンダはそれまで構想を練っていた四輪車事業への参入に乗り出すのです。

四輪車の開発には2つのプロジェクトがありました。というのも、本田宗一郎からは「スポーツカーをやってみろ」、専務の藤澤武夫からは「トラックをやったらどうか」という掛け声があったからです。そうして完成したのが、オープンスポーツカーの「スポーツ360」と軽トラックの「T360」でした。

本田宗一郎には「既存メーカーと競合するより新しい需要を開拓すること、日本の自動車産業を国際的に通用させるためにはレースによる早期育成が必要で、そのためにはスポーツカーがいる」との想いがありました。そして、「出すからには世界一でなければ意味がない」との信念から、水冷直列4気筒DOHCエンジンをはじめとする精密なメカニズムを両車に採用しました。

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