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Windowsにゼロデイ脆弱性発見、修正パッチをロールバックされる恐れ

マイナビニュース / 2024年8月8日 14時52分

画像提供:マイナビニュース

SafeBreachは8月7日(米国時間)、「Downgrade Attacks Using Windows Updates|SafeBreach」において、Microsoft Windowsから複数のゼロデイの脆弱性を発見したと報じた。これら脆弱性は、発見者により「Windows Downdate」と名付けられており、悪用されると修正パッチをロールバックされる可能性がある。

Windows Downdateは2024年2月にMicrosoftに報告されたが、修正パッチは公開されていない。今回は脆弱性情報調整(CVD: Coordinated Vulnerability Disclosure)の考えに基づき未解決のまま情報が公開された(参考:「JPCERT コーディネーションセンター 脆弱性対策情報」)。

○脆弱性の情報

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

CVE-2024-38202 - セキュリティ更新プログラム ガイド - Microsoft - Windows Update Stack Elevation of Privilege Vulnerability
CVE-2024-21302 - セキュリティ更新プログラム ガイド - Microsoft - Windows Secure Kernel Mode Elevation of Privilege Vulnerability

脆弱性の情報(CVE)は次のとおり。

CVE-2024-38202 - Windowsバックアップに特権昇格の脆弱性。システムにログイン可能な攻撃者は特権ユーザーによる追加の操作を介して修正パッチのロールバックおよび仮想化ベースのセキュリティ(VBS: Virtualization-based Security)の一部機能を回避する可能性がある

CVE-2024-21302 - 仮想化ベースのセキュリティをサポートするシステムに特権昇格の脆弱性。管理者権限を持つ攻撃者はWindowsのシステムファイルを古いバージョンに置き換えることができる

○脆弱性が存在する製品

脆弱性が存在するとみられる製品およびバージョンは次のとおり。これらは変更される可能性がある。

Windows 11 Version 23H2
Windows 11 Version 22H2
Windows 11 Version 21H2
Windows 10 Version 22H2
Windows 10 Version 21H2
Windows 10 Version 1809
Windows 10 Version 1607
Windows 10
Windows Server 2022, 23H2 Edition
Windows Server 2022
Windows Server 2019
Windows Server 2016

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