“嫁姑戦争”で世界に羽ばたいた『花嫁のれん』 羽田美智子、舞台の能登に「できることから始めたい」
マイナビニュース / 2024年8月8日 20時16分
東海テレビのドラマ『花嫁のれん』制作チームが、「第40回ATP賞テレビグランプリ」(全日本テレビ番組製作社連盟主催)の特別賞を受賞し、8日に都内のホテルで行われた受賞式に主演の羽田美智子が登壇した。
2010年から15年にかけ、全4シリーズが放送された同ドラマは、約30の国と地域で放送・配信された海外展開の功績に対して受賞した。
羽田は「この作品は私にとってもすごく特別でして、人生を教えてくれたドラマでした。当時、昼ドラという枠でやっていたのですが、月曜日から金曜日の週5日・30分の番組を撮るのに、1日だいたい百数ページ分撮るんです。2時間ドラマの1冊と半分ぐらいのセリフを3日間で入れて、4日間で撮影するというスケジュールになってくるんですけども、それを野際(陽子)さんも同じようにこなされていて、先輩の姿を見せていただいたドラマでありました」と回想。
また、「こんなに(脚)本が面白くて、30分の中で起承転結があり、明日も見なきゃと思わせるハプニングで終わっていくということを、ずっと続けていくんです。プロデューサーの方たちにも楽しい現場作りをしていただいて、現場は笑いあり涙ありで、この仕事があったから今の私があるんだなと思える作品でした」と語る。
それだけに、「こんなにつらい思いをしたから、テレビで流れて終わりって嫌だなと思っていたんです。この作品が長く長く続くといいのになと思っていたら、世界に羽ばたいていってくれました。嫁姑問題は世界共通だそうです。言語を超えて理解していただける感情だそうで、嫁姑戦争というのは世界一緒なんだなっていうことも分かって、ますますこれから海外に羽ばたいていってくれることを祈ってます」と期待を示した。
今回の受賞に、「天国にいらっしゃる野際陽子さん、山本圭さんにも良い報告ができると思っております」と語った羽田。さらに、「今年1月1日に日本に激震が走った能登の大地震ですが、この作品はまさしく石川県の能登を舞台にしたドラマでした。現地でお世話になったところが今、壊滅的な状況というのにとても心苦しく思っています。1日も早い復興を祈って、できることから始めたいと思います」と話した。
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