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フォステクス、ニアフィールドモニター「NF06」を8月下旬に発売

マイナビニュース / 2024年8月9日 17時25分

画像提供:マイナビニュース

フォスター電機(フォステクスカンパニー)は、ニアフィールドモニター「NF06」を2024年8月下旬に発売する。市場想定価格は280,000円前後(1台)。

本製品は、パワードスタジオモニター「NF-1」を原点とするNFシリーズの伝統と、長年に亘るプロ用モニタースピーカーの開発を続けて蓄積した技術により生まれたニアフィールド・モニタースピーカーである。

プロスタジオ向けとして現在の音楽制作で求められるリファレンス性能を徹底的に追求。新開発の6.5インチ・ウーハー・ユニットは、HR振動板の採用により分割振動による特定周波数のピークを分散し固有音を排除するとともに、軽量でありながら高剛性を確保しすることで高解像度かつスピード感のある低域 再生を実現している。HR振動板のHR(HP ROTATION)とは、建築構造力学の分野で知られているHP(HYPERBOLIC PARABOLOIDAL)形状の改善を図るために、円周方向に回転を加えたもの。この形状は内部応力として剪断力のみ働き、曲げ応力が働かないため、前述の通り、軽量ながら高剛性を実現するとともに、分割振動による共振を分散する特性の振動板を実現している。HR振動板は「NF04R」をはじめ受注生産品の「RS10A」などフォステクスのプロ用モニタースピーカーのウーハーで採用されている。

振動板材料は、木材パルプと非木材パルプを最適な比率で組み合わせたベース材と超高弾性カーボン・ファイバーやPBO、セルガイヤパルプなど高機能材によるハイブリッド構成となっている。ウーハーの振動板として理想の剛性と内部損失を備えたことで、金属系振動板に迫る伝播速度を達成している。磁気回路は、振動系の振幅を安定させるため、よりフォースファクターの変化が少ない設計で、微小信号入力時から大入力時まで変化の少ないリニアな追従性を確保し、歪の発生を抑制するとともに、ポールピースに銅キャップを配置したことで電流歪も低減。エッジはアップロールとダウンロールをタンジェンシャル面で結合したUDR(Up/Down Roll Tangential edge)タンジェンシャル形状を採用。こちらもHR振動板とともにフォステクスのプロ用モニタースピーカーのウーハーに用いられている。

こちらも新開発の1インチ・ドーム・ツィーターは、振動板の材料にチタンを使用しリッジドーム形状で成型。最適化された形状のデフューザーとの相乗効果でクリアで高解像度なモニター環境を提供するという。リッジドーム形状は、ボイスコイルからドームの頂点までの距離を一定にしないことで共振を分散。金属振動板ならではの高速レスポンスを実現しつつカラーレーションの原因となる固有共振を分散する。磁気回路はショートタイプのボイスコイルを搭載し、磁場から外れない設計とすることで、耐入力の向上と低歪で追従性に優れた高精度な高域再生を実現している。

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