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昭和のオフィスがついにABW! でざわつく編集部→働き方を研究するコクヨの人に聞いて【意外な事実】を学んだ

マイナビニュース / 2024年8月13日 7時25分

画像提供:マイナビニュース

「働き方改革」という言葉が広まり、職場=オフィスの在り方を見直す企業も珍しくないです。その波は「激務・長時間労働・アナログ」のイメージが強い出版社にも及んでいます。

先日、昭和然とした『マイナビニュース編集部』のオフィスがABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)化すると社内に通達! フロアに激震が走りました。

新オフィスのレイアウトを見ると、フリーアドレスの座席と合わせて、「コアデスク」なるエリアが用意され、「ココはA編集部、ソコはB編集部です」と場所が指定されているのです。

ここであれ? と思ったのです。

ABWオフィスを何社か取材してきた筆者の認識では、ABWは固定席が無く、オフィス内のどこで仕事しても自由というものでした。それなのに、基点エリアが決まっている?ABWとは何なの? と頭が混乱する筆者。

そこへ「働き方改革の旗手」と言えるコクヨから、「東京品川オフィス及び東京ショールーム『THE CAMPUS(ザ・キャンパス)』の大規模改装」というアナウンスが届きました。

オフィスの在り方を検証する同社なら、疑問も解消できるね! と考え、リニューアルした同社オフィスを尋ねてきました。
コクヨの「THE CAMPUS」がリニューアル

今回の大規模改装は2024年7月~2025年1月にかけて段階的に実施され、第1弾として、北館1階、2階がリニューアル。

社内外のチームやユーザーと、「ともに、つくる」ための共創スペース「CREATION PLACE "BOXX"(クリエイションプレイス "ボックス")」や、1人ではなく、誰かと「ともに、つくる」ライブラリー「HIVERARY(ハイブラリー)」を新設するなどのアップデートを行いました。

と同社のリリースでは説明されています。では実際の様子は? 働き方改革室の江崎舞さんが案内してくれ、まずはその理由と意図を明かしてくれました。

「コロナ禍に伴うテレワークの強制からWeb会議の頻度が激増しました。ところが出社を解禁して出社率がコロナ禍前の水準に戻ったにもかかわらず、Web会議の数は変わらないというデータが社内調査からわかったのです」

出社するけど「みんなWeb会議をずっとやっている」という印象を江崎さんたちは持ったそうで、実際その時間を調べたところ、1日のうち半分をウェブ会議で費やし、対面式のリアル会議よりも比率が高い結果だったと言います。

「リアルに集まったから何かしましょう、という自律的な考えというよりは、Web会議の利便性に少し頼っているのではという懸念点。また、出社率が高い人ほどWeb会議も多く、出社していない人はWeb会議もしないという歪みもある状態でした。効率化を求めすぎているのでは?という危惧、またコラボレーション機会や情報を得る機会において偏りがあるのではという課題を感じたのです」

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