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“世界の異彩”が集うアート展-福祉実験カンパニー、ヘラルボニー初主催の国際アワード受賞作品が集結

マイナビニュース / 2024年8月9日 14時26分

画像提供:マイナビニュース

東京・大手町の三井住友銀行東館アース・ガーデンで、8月10日から、ヘラルボニーが主催するアート展が始まります。ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに、主に知的に障害のある作家が生み出すアート作品を通じて、多彩な活動を展開しているアートエージェンシー。これまでJALや資生堂などさまざまなブランドや企業とコラボレーションし、異彩アートが放つ独創的なクリエイティブで商品デザインや空間プロデュースを行っています。

今年5月にはルイ・ヴィトンやクリスチャン・ディオールなどのメゾンを傘下に持つLVMHが設立した、革新的なスタートアップを評価する「LVMH Innovation Award 2024」にて、日本企業として初めてファイナリスト進出し、「Employee Experience, Diversity & Inclusion」カテゴリ賞を受賞。初の海外拠点としてフランス・パリに現地法人を設立し、世界最大級のスタートアップ集積施設「Station F」に拠点を構え、LVMHグループの75のメゾンとのコラボレーションの促進や、専門家によるアドバイスといったバックアップを受けながらの事業展開も予定しています。

そんな注目の福祉実験カンパニーが、このほど、世界中の障害のある表現者を対象にした国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024(ヘラルボニー・アート・プライズ)」を初主催しました。1人ひとりの作家としての才能を評価し、さらなる活躍の機会を生み出すことを目的に創設し、第1回目ながら、世界28カ国・924名のアーティストから、総数1,973点の作品の応募があったそう。

同社Co-CEOの松田崇弥さんと松田文登さんは双子の兄弟で、4つ上に知的障害を伴う自閉症の兄がいます。「社会側からみて障害者という枠組みに入ったとたんに、『なんだかかわいそう』というアンコンシャスバイアスをかけられることに、違和感を感じていました。支援とか貢献とかSDGsとかCSRとかソーシャルデザインという言葉を使うことなく、純粋に作品として評価される枠組みを作っていけないか。そんな“強き一歩”が作られることで、障害のある人だけでなく、いろんな人たちの一歩が受容されていくような価値観をつくっていきたい」。“根本は、兄の幸せを願う選択をし続けるため”と、同アワードを創設したきっかけを語ります。

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