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待ったなしのAI活用:日本企業がグローバルで勝ち続けるために

マイナビニュース / 2024年8月15日 16時35分

画像提供:マイナビニュース

AI(人工知能)はもはやSFの世界の話ではなく、ビジネスに革命をもたらすゲームチェンジャーとなっています。経済産業省によれば、AIは2025年までに最大34兆円の経済効果と300万人分の労働人口に匹敵する効果をもたらすと推計されています。

この他にも、さまざまな調査で明らかにされているAI活用と経済成長の相関関係は、日本経済の未来に対して、決して見過ごすことはできないものとなっています。

データサイエンティスト協会が2023年に行った調査によると、日本におけるAIの導入率は13%で、アメリカの30.2%と比較して大きな開きがあることが分かっています。しかし、AIに対して不安を感じている割合は、日本が16.5%であるのに対し、アメリカは41.4%とポジティブなイメージを持つ人が多く、今後の導入・活用が進むことが期待できます。
AIの長所と短所、好ましくない側面

しかし、AIは両刃の剣であり、大きな潜在的メリットをもたらすと同時に、大きな課題ももたらします。プラスの面としては、AIにより、セキュリティ担当者は脅威の検出やセキュリティイベント処理などのタスクを効率化できます。この効率化により、エキスパートはより複雑なタスクに集中できるようになります。

負の側面としては、サイバー犯罪者がAIを悪用した高度な攻撃を仕掛け、組織のインフラストラクチャ内の脆弱性を突いています。なかでも生成AIを悪用したフィッシング詐欺が増えており、機密データと業務が危険にさらされるなど、企業にとって重大な脅威となっています。

加えて、サイバーセキュリティ分野におけるAIスキルの需要の高まりは、職務に必要なスキルセットの水準を高め、組織と個人の両方にプレッシャーを与えています。

ここ最近、グローバル企業の採用担当者は、標準的なサイバーセキュリティツールを理解しているだけでなく、常に進化する脅威の状況にも精通している候補者を求める傾向にあります。高度なAI ツールは比較的最近導入されたにもかかわらず、何年もの経験を要求する組織すらあるのです。以前から、企業が求めるセキュリティ人材のスキルは高い傾向にありましたが、このスキルギャップをさらに悪化させています。
AIによる脅威に対抗するには、同様に洗練されたAIによる防御が必要

AIは驚異的なペースで進化しており、FacebookやXなどの主要なテクノロジー・プラットフォームの成長率を上回っています。この急速に加速するテクノロジーに追いつく唯一の方法は、それを完全に受け入れることではないでしょうか。

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