Googleの新型ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro 2」登場、ノイキャンやGemini連携を強化

画像提供：マイナビニュース

Googleは8月14日（日本時間）、完全ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」を発表した。Google ストアで予約受付を開始しており、9月26日に発売する。価格は36,800円。

4,500万の耳の形のスキャン分析と実際の装着テストを行い、従来製品よりも小型軽量化し、快適に安定して装着できるよう改良した。4サイズのイヤーチップが付属し、新たな固定用アーチを回して調整することでフィットする設計となっている。

新たに搭載された「Tensor A1」チップにより、アクティブノイズキャンセリング（ANC）性能は従来の2倍に強化される。また、チップの処理性能を高めたことで、ノイズキャンセリングと音質向上の並列処理も可能になり、よりクリアでバランスの取れたサウンドを実現できたという。

連続再生時間は、ANCを有効にした状態で約8時間。ケースに戻して15分間充電すれば、すぐに3時間分は回復できる。

現在Googleが注力しているAI機能「Gemini」との連携を念頭に置いて開発されており、スマートフォンをポケットから取り出さずとも、Pixel Buds Pro 2からの操作で「Gemini ライブチャット」による対話ができる。なお、Gemini ライブチャットは同日に発表された新機能だが、リリース時点では日本語には対応しない（ただし、Geminiアプリの言語設定を英語にしたうえで英語で発話する分には日本での利用そのものは制限されていない）。

このほか、新しい「デバイスを探す」機能への対応とあわせ、ケースにスピーカーを追加し、紛失の不安を軽減した。

会話検出によるノイズキャンセリングの自動OFF、マルチポイント接続、ヘッドトラッキング付き空間オーディオなど、従来製品で実装済みの便利機能も引き続き搭載する。

11mm径のダイナミックドライバーを搭載し、防水・防塵性能はIP54相当。ケースの充電にはUSB Type-CおよびQiを利用できる。カラーは同時発表のPixel 9シリーズに合わせ、Porcelain、Hazel、Wintergreen、Peonyの4色を用意する。
（細田頌翔）