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第13/14世代Coreの対策マイクロコード「0x129」で性能は変わるのか? Core i9-14900K/13900Kで実測

マイナビニュース / 2024年8月14日 22時22分

画像提供:マイナビニュース

Intelの第13/14世代Coreの上位モデルで発生している、高負荷時に動作が不安定になるという問題。電力設定のガイドラインである「Intel Default Settings」の公表、eTVBのバグを修正したマイクロコード「0x125」の配布、2年間の保証期間延長などの対応が行われてきたが、ついに根本原因が“プロセッサへの不適切な電圧要求による動作電圧上昇”にあるとして、それを修正するマイクロコード「0x129」の配布がスタートした。

すでに各マザーボードメーカーは一部モデルでマイクロコード(0x129)を搭載したUEFIを公開。順次対応モデルを増やしている状況だ。そこで気になるのが、性能への影響。ここでは、Core i9-14900K/13900Kを使って各種ベンチマークでマイクロコード(0x129)の適用前と後で性能、動作クロック、温度、消費電力などがどう変化するのかテストしていく。

不安定な症状が出るというCPUは、Core i5-13600K/14600K以上の12モデルだ。詳しくはこちらで確認してほしい。今回はこのうち、Core i9-14900KとCore i9-13900Kを用意した。

マザーボードは、ASRock Z790 Nova WiFiだ。2024年8月9日に公開されたバージョン「6.02」のUEFIでマイクロコード(0x129)を実装している。ここでは、2024年6月7日公開でIntel Default Settingsが導入されたバージョン「5.06」と比較していく。eTVBバグ修正のマイクロコード(0x125)を実装したUEFIも公開されているが、ベータ版だったので今回のテストには含めなかった。

なお、電力設定に関してはIntel Default SettingsのPower Delivery Profileにある「Performance」の数値を適用する。Core i9-14900K/13900KともPL1=PL2=253W、ICCMAX=307Aだ。

なお、注意したいのはUEFIメニューにPower Delivery ProfileとしてPerformance Modeが用意されているが、それを選んだだけでPL1=PL2=253W、ICCMAX=307Aにはならない(少なくともバージョン6.02/5.06においては)。

PL1=PL2=253Wは、CPU Cooler Type and Power Presetを「240~280mm Liquid Cooler(253W)」にすると適用、ICCMAXを設定するには、CPU Configurationにある「CPU Core Unlimited Current Limit」をDisabledに設定し、「CPU Core Current Limit」の欄に数字を入力する必要がある。このあたりの挙動はマザーボードのメーカーごとに異なるので、設定方法はマニュアルなどで確認してほしい。

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