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ASUS「Vivobook S 16 M5606WA」レビュー。Copilot+準拠性能なのに未認定、シンプルにRyzen AI 9 HX 370が強力

マイナビニュース / 2024年8月21日 8時11分

画像提供:マイナビニュース

ASUSから、AMDの最新APU「Ryzen AI 9 HX 370」を搭載するAI PC新モデル「Vivobook S 16 M5606WA-AI9321W」が登場した。処理能力50TOPSを誇るAIエンジンをプロセッサに内蔵することで、PC内で高速にAI処理をこなせる点が大きな特徴となっている。

「Copilot+ PC」の要件は満たすも、現時点でCopilot+ PCとはなっていない

Vivobook S 16 M5606WA-AI9321W(以下、M5606WA)の最大の特徴は、プロセッサとしてAMDの最新APU「Ryzen AI 9 HX 370」を搭載している点だ。

Ryzen AI 9 HX 370は、AMDが6月に発表した「Ryzen AI 300シリーズ」に属するAPU。Ryzen AI 300シリーズの詳細は、大原雄介氏のこちらの記事で詳しく解説されているのでそちらをご覧いただくとして、最大の特徴となるのが、処理能力「50TOPS」のNPU「XDNA2」を内蔵している点だ。従来のRyzenシリーズに搭載していたNPU「XNDA 1」は処理能力が10TOPSだったことを考えると、処理能力が5倍に強化されている。

これにより、従来のRyzenシリーズでは対応できなかった、マイクロソフトが提唱するAI PC「Copilot+ PC」の最小システム要件である、NPUの処理能力「40TOPS」をクリアしている。同時にM5606WAではメモリが標準で32GB、内蔵ストレージは標準1TBのSSDをそれぞれ搭載しており、Copilot+ PCの最小システム要件を問題なくクリアしている。

しかし、この原稿を執筆している8月頭の段階では、ASUSはM5606WAを明確にCopilot+ PC準拠とはしていない。また、Copilot+ PCで利用可能となるAI関連機能も、M5606WAでは利用できない状況だ。

M5606WAのハードウェアスペック的には、NPUも含めてCopilot+ PCのシステム要件を満たしているものの、なぜそういったことになっているのか。この点マイクロソフトに確認してみたところ、搭載APUのRyzen AI 300シリーズについて、現時点でCopilot+ PCで必要とされるパフォーマンスが問題なく発揮されるか検証中で、確認が取れた段階でCopilot+ PCとして認定されることになる、とのことだった。また、そのタイミングについても現時点では未定なのだという。

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