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Ryzen 9 9950X & Ryzen 9 9900Xを試す - Ryzen 9000シリーズ全モデルでZen 5を改めて詳細評価

マイナビニュース / 2024年8月14日 22時0分

フレームレート変動(グラフ67~70)を見ると、Ryzen 9 7950Xのスコアが悪いのは170秒あたりのスパイクが理由だともう野でそれを置くと、あとはもうあまり明確な差は無い感じだ。前回も書いたが、もう少し描画負荷を減らすべきだったのかもしれない(でも平均180fpsだと、それほど描画負荷が重い様には思えないのだが)。
○◆Hitman 3(グラフ71~77)

Hitman 3
IO Interactive A/S
https://www.epicgames.com/store/ja/product/hitman-3/home

結果(グラフ71~73)では引き続きRyzen 7 7800X3Dの本領発揮で、これにRyzen 9 9950XとCore i9-14900Kが追従する格好に。2Kだけで言えばRyzen 9 9950Xの方が上だが、2.5K~4Kのスコアまで加味すると微妙にまだCore i9-14900Kの方が上かもしれない。とはいえRyzen 7 7800X3Dと比べれば誤差の範囲であって、その意味では同等レベルとったところか。これにRyzen 9 9900Xが続く感じで、Ryzen 9000系の優位は明白と書きたいところなのだが、何でかRyzen 5 9600Xの性能が振るわない(2KこそRyzen 5 7600Xより上だが、2.5K~4Kは一番遅い)あたりは、純粋にRyzen 9000シリーズなら何でもとは言いにくいところである。ただまぁ前回も説明したように、Ryzen 5 9600XやRyzen 7 9700Xは絶対性能よりも性能/消費電力比のバランスを優先したモデルだから、低消費電力なのにここまでの性能が出ることを褒めるべきなのかもしれないが。

フレームレート変動(グラフ74~77)は相変わらず読むのが難しいが、2Kの場合で言えばRyzen 7 7800X3Dは15~50秒とか110~120秒あたりで圧倒的に高いフレームレートになっており、ここが平均フレームレートの差に繋がっているのだろう。2.5K以上ではグラフそのものも収束の方向にあるが、それでも4Kの場合で20~40秒とか90秒付近、120~140秒あたりはCPUによる性能差が明白で、このあたりが最後まで平均フレームレートに差がある理由であろう。といってもその差はグラフ71で判るように小さいもので、概してRyzen 9000系はだいぶ性能を持ち上げたとはして良いとは思う。

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