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「スマート句読点」と「自動句読点」の違いは? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年8月15日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

「スマート」という言葉は、日本では見た目のスリムさを指すときに用いられてきましたが、スマートフォンの登場以降は「賢い」とか「多機能・高機能」という本来のSmartに近い意味でも使われるようになりました。しかし、iPhoneの設定にある「スマート句読点」は...少々抽象的でわかりにくいかもしれません。

スマート句読点は入力支援機能の一種で、キーボードが英語モード時に特定の記号をタイプすると、ほかの適切な記号へ自動変換します。たとえば、「-(ハイフン)」を2回続けてタイプすると「ー(ダッシュ)」が、ダブルクォーテーションを2つタイプすると閉じ記号を「“」へと変更します。文字の入力後にスペースを2回続けてタイプすると「.(ピリオド)」が入力されるのも、スマート句読点機能によるものです。

自動句読点も入力支援機能ですが、音声入力時に句読点や疑問符を自動入力するというまったく異なる働きを持ちます。かつての音声入力機能は、「まる」や「てん」と発音して句読点を入力しなければならず、スムーズな入力作業の妨げとなっていましたが、iOS 16で登場した自動句読点機能により音声入力が格段に使いやすくなりました。

この似て非なる機能のスイッチは、「設定」→「一般」→「キーボード」画面のすぐ近くに並べられていることもあってか、混同されやすくなっています。スマート句読点は英文入力用、自動句読点は音声入力用とさえ認識していれば間違えることはありませんが、必要ない場合はオフにしていてもかまいません。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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