トップ3に食い込んだ『横浜』以外の街は? 神奈川県・商業地の地価上昇率ランキング
マイナビニュース / 2024年8月17日 11時0分
2024年3月に発表された「地価公示」によると、神奈川県の商業地の地価上昇率は+ 5.4%で、 前年の2.9%より上昇率が拡大しました。 中でも特に地価が上がっているのはどの地域なのでしょうか?
今回は国土交通省の地価公示をもとに、神奈川県内の商業地の地価上昇率を駅別に発表します。さらに、地価上昇の背景について、鑑定評価書の情報を用いて分かりやすく解説します。
○神奈川県・商業地の地価上昇率ランキング(2024年版)
神奈川県の商業地において、2024年1月時点で地価の上昇率がもっとも高かったのは「みなとみらい」(横浜市西区みなとみらい3丁目1番1外)でした。
次いで2位は「関内」(横浜市中区住吉町1丁目2番外)、3位は「八丁畷」(川崎市川崎区日進町23番8)です。
○横浜市中区・川崎市が上位を占める
TOP20に多くランクインしているのは、横浜市中区と川崎市川崎区のエリアで、それぞれ6地点がランクインしています。
ここからは国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で公表されている各地点の鑑定評価書を基に、上位の地域の特性について解説します。
なお、鑑定評価書の表記は地番や住居表示がベースになっていますが、この記事では分かりやすくするため最寄り駅で表記します。
○みなとみらい
1位のみなとみらいの地価上昇率は19.2%を記録しました。高層の店舗兼事務所ビルが建ち並ぶ商業地域で、横浜銀行本店営業部もあります。
鑑定評価書 によると「みなとみらい地区の開発が進捗し、横浜市役所やよこはま新港合同庁舎も隣接地区に移転しており、今後も中心商業地の一つとして成熟度を高めていくと予測される。」とあります。
○関内
2位にランクインした関内の地価上昇率は16.8%です。関内駅以外に、日本大通り駅も利用可能で、中高層店舗事務所ビルなどが建ち並ぶエリアです。
鑑定評価書 には「中高層の事務所ビルが建ち並ぶ商業地域として成熟している。複数路線利用可能な地域にあり、取引は安定的である。今後も現状を維持して推移するものと思料する。」と表記されています。
○八丁畷
3位の八丁畷は15.6%の地価上昇率となりました。鑑定評価書には「同一需給圏は川崎区及び幸区にわたる川崎駅周辺の商業地域及びその周辺の近隣商業地域である。」とあります。
国道15号沿いに自動車関連店舗・事務所・マンションが建ち並ぶ商業地域で、今後はマンションとしての利用が増加するものと予測されています。
○桜木町
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