1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

スマート農業を加速するWi-Fi HaLowおよびZetifiの技術

マイナビニュース / 2024年8月19日 6時30分

画像提供:マイナビニュース

最新の農業に根付くWi-Fi HaLow

IEEE 802.11ah標準に準拠し、サブGHz帯で動作する長距離・低消費電力無線プロトコルである「Wi-Fi HaLow」は、スマート農業の用途に対して有望な無線技術の1つであると考えられています。

IoT独特の要件に合わせて開発されたWi-Fi CERTIFIED HaLowソリューションは、屋内外のIPセキュリティカメラ、アクセス制御、スマートドアベル、産業オートメーション、および長距離接続性、電力効率、信頼性の高いカバレッジ、Wi-Fi互換性、高度なセキュリティを必要とするその他のIoTアプリケーションにとっても魅力的であることが証明されています。Wi-Fi HaLowの幅広い訴求力は、世界の食糧供給に変革をもたらそうとしています。

Wi-Fi CERTIFIED HaLowソリューションのプロバイダであるモースマイクロは、Wi-Fi HaLowの優れた長距離到達能力を実証するデモンストレーションを行いました。同社は、Wi-Fi HaLowを使ったライブ双方向ビデオ通話でWi-Fi接続性の記録を更新し、サンフランシスコのオーシャンビーチ地区で3kmという到達距離を達成し、同プロトコルの能力を示しました。

この長距離到達の記録を打ち立てたプロトコルを、長到達距離が求められるスマート農業の接続性ニーズに適用できることは容易に想像できます。Wi-Fi HaLowは、作物や家畜の遠隔監視および管理において新たな可能性を開きます。土壌水分レベルの追跡から動物の行動の監視まで、Wi-Fi HaLowを搭載したIoTセンサーは農家や牧場主にリアルタイムで有用情報を提供し、より効率的な資源配分と収穫量の最大化を可能にします。
Wi-Fi HaLowを利用して地方の情報技術格差を解消するZetifi

農業分野における接続性ソリューションに革命を起こすことを目指して、モースマイクロとオーストラリアの無線技術の開発企業であるZetifi(ゼティフィ)は、農家や農村地域の住民が直面する独特な長距離通信の課題に取り組むべく協力してきました。この協力関係により、Wi-Fi HaLow技術がZetifiの革新的な遠隔地接続性のソリューションに統合され、農家の作業全体にわたり、高信頼性・高速無線接続性への卓越したアクセスが提供されます。

Zetifiの既存製品であるZetiCellとZetiRoverは、農場全体のWi-Fi接続性のバックボーンとして機能します。ZetiCellは到達距離が長いWi-Fi小型セルで、農家や機械小屋での接続性を確立し、ZetiRoverは車両や機械に搭載されたローミングWi-Fiホットスポットとして機能します。モースマイクロのWi-Fi HaLow技術との統合により、これらの無線ソリューションが次の段階にまで引き上げられることが期待されます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください