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韓国映画の支援金システムの変化、観客層…映画界への実感を新進監督に聞く

マイナビニュース / 2024年8月20日 19時0分

――最近「韓国の方は日本の4倍映画を観ているらしい」という話が日本でも話題になっていたのですが、実感としてはいかがですか?

確かに、よく観る方だと思います。統計を見たことがあるんですが、1人あたりの1年間で見る映画の数が、世界でもかなり多い部類に入るそうです。映画が大好きな人が観るだけじゃなくて、韓国の人にとって最も身近な余暇の過ごし方の一つだと思います。家族同士で行ったり、デートで行ったりするのが自然なことで、時間があると「映画行かない?」という雰囲気があります。文化や芸術をよく楽しむ方だと思います。

――最後に、ご自身の今後の活動についても教えてください。

詩人のイ・サン(李箱)に関する短編映画を撮りました。まだ公開はしてないんですけれども、「イ・サン現象」というものをテーマにして。イ・サンというのは韓国では教科書に載っていて、大体の人が知っている詩人ですが、名前が「異常」と同音異義語なんですよね。なので、英語で言うと「ストレンジシンドローム」「ポエトリーシンドローム」という感じで、詩を読む人たちがテーマになっています。今編集をしていて、どこで公開されるのかわからないですが、自分でも楽しみにしてます。

それから、7月にアンソロジーの本が出ます。それは3人の映画監督が書いている小説で、ロマンスとハイティーンと、それから日本でいうとドッジボールに似たスポーツがテーマになっています。ソウル国際図書展で初めてお披露目されまして、とってもかわいらしい話なので、これでまた映画を撮れたらと思っています。

■オ・セヨン
1999年、韓国釡山生まれ。2018年に韓国芸術総合学校、映像院映画学科入学。映画『成功したオタク』が監督としての長編デビュー作となる。釜山国際映画祭ではチケットが即完売、大鐘賞映画祭・最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート。韓国での劇場公開時には、2週間で1万人の観客を動員し、「失敗しなかったオタク映画」として注目を集めた。目標は、書いたり話したり、撮影したり編集したりする仕事を続けながら、ユーモアを失わずに生きていくこと。
(佐々木なつみ)



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