40男の「NG」な休日服 第92回 夏も快適な「シアーシャツ」、男性が着ても違和感を出さない工夫

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今年メンズでも注目されている透け感ある「シアーシャツ」。生地の性質上、極薄のものが多く、今年の猛暑に最適なアイテムですが、「透け」に戸惑いを感じる男性も多いのでは。

というのも女性アイテムで見かけることはあっても、まだメンズでは珍しく、あくまで「定番というよりトレンド」という位置づけ。だから「取り入れ方」の情報についても、さほど出回っていません。

そんなシアーシャツを取り入れるコツについて、『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者が先取りしてお伝えします。

シャツアウター感覚で着こなそう

シアーシャツの着こなしは、男女で正解が異なります。

女性の場合、ワイシャツのようにボタンを留めた「シャツ本来の着こなし」も可能ですが、男性はアウター感覚で「羽織る」着こなしがおすすめ。

シャツのボタンを留めると、インナーの透け具合が強調されてしまうため、男性には「セクシーすぎる」のです。一方アウター感覚で羽織る着こなしならば、インナーの透け具合も違和感ありません。

また男性はシアーシャツの色選びも大切になります。カラフルや明るい色の場合、透け感も相まって女性的に見えかねません。

シアーシャツ初心者の男性には、ダークカラーをおすすめしています。

合わせるTシャツの袖丈に気をつけよう

透け感があるシアーシャツは、インナーに合わせたTシャツと素肌の境界がクッキリ目立ちます。

とくにベーシックな袖丈のTシャツでは、この境界が生活感を想起させてしまうもの。そのためノースリーブやタンクトップで合わせて、腕まわりをスッキリ見せる着こなしを心掛けたいのです。

また透け感をキレイに見せるコツとして、パンツ選びもポイントになります。「パンツとシャツの色を近づける」配色によって、上下のコントラストを弱めれば、自然とまわりの目線は上半身にいくもの。

ダークカラーのシアーシャツに、ダークカラーのパンツを合わせてみてください。このとき暑苦しい印象を避けるべく、ショートパンツ合わせも有効です。

いつものシャツアウターに飽きている方は、この夏、透け感あるシアーシャツに挑戦してみてください。このとき「着こなし」と「Tシャツ袖」に気を付ければトレンドアイテムも違和感なく着こなせますから。

森井良行 もりいよしゆき
（森井良行）