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「Pixel 9」「Pixel 9 Pro XL」のベンチマークスコアは?Geekbench 6/3DMark/AnTuTuでテスト

マイナビニュース / 2024年8月22日 13時15分

テストの性質として、実行に必要なメモリ容量を上回っていればそれ以上の差が影響することはなく、処理解像度も固定されていて実機の画面解像度の違いによって負荷が変わらないようになっているので、当然ながら同等の結果となりました。

先に挙げたGeekbench 6によるCPUベンチマークではSnapdragon 8 Gen 2と同程度でしたが、3DMark(Wild Life Extreme)によるGPUベンチマークではSnapdragon 8+ Gen 1程度のスコアに留まります。
AnTuTu Benchmarkのベンチマーク結果

AnTuTu Benchmarkのベンチマークスコアは、Pixel 9が929,625点、Pixel 9 Pro XLが997,882点でした。

この数値は、実は先代のPixel 8シリーズ(Tensor G3)とほぼ変わらないスコアです。参考までに、Snapdragon 8 Gen 2搭載機種であれば150万点程度、Snapdragon 8 Gen 3搭載機種であれば200万点程度になります。

先に挙げた2つのアプリよりも総合的な評価項目かつ実行時間も長いテストなので、ここまでとは違った傾向が見えました。個々の項目で瞬発力を試した印象よりも総合的なテストでは低めのスコアに留まる背景として、そもそもPixelシリーズはハイエンド志向ではないということが挙げられます。
今作に限らずPixelはハイエンドを目指しているわけではない

今回は「目安として知っておきたい人はいるだろう」とあえてベンチマークにフォーカスしましたが、今作に限らずPixelシリーズの設計思想としては普段使いのためのプレミアムスマートフォンであって、ピークパワーや連続的な高負荷時のパフォーマンス維持はさほど重視されていません。

Tensor G4の設計もCPU/GPUの処理性能の向上よりは「Gemini」をはじめとしたAI機能の数々を快適に実行するためのNPU周りの強化に重きを置いていますし、温度管理の面でもPixelシリーズは比較的低めのCPU/GPU温度で早々にクロックを落とし発熱を抑え込むことで携帯端末としての快適性を重視する傾向にあります。

ここ数年で価格的にはどうしても他社のフラッグシップモデルと比較検討されるクラスに上がってきているので難しいところですが、あくまで性能的な意味でハイエンド志向のスマートフォンではないですし、ゲームパフォーマンスなどを求めるなら同価格帯の他機種には及ばないと認識しておいたほうが無難かと思われます。
(細田頌翔)



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