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広瀬すず、カズオ・イシグロが絶賛「今最もエキサイティングな若手俳優」長編デビュー作映画化

マイナビニュース / 2024年8月23日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

女優の広瀬すずが、映画『遠い山なみの光』(2025年夏公開)の主演を務めることが23日、明らかになった。

同作はノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロ氏が王立文学協会賞を受賞した長編小説デビュー作品『遠い山なみの光』(ハヤカワ文庫)を原作に、『ある男』(22)で第46回日本アカデミー賞最優秀作品賞含む最多8部門の受賞を果たした石川慶監督が映画化する。

イシグロ氏が自身の出生地・長崎を舞台として繰り広げられる本作は、戦後間もない1950年代の長崎、そして1980年代のイギリスという、時代と場所を超えて交錯する“記憶”の秘密を紐解いていくヒューマンミステリー作品。今回の映画化にあたっては、イシグロ氏自身もエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねている。

広瀬が演じるのは、主人公の悦子。戦後長崎で暮らしていた女性で、現在はロンドン郊外で暮らす。大学を中退し作家を目指す娘・ニキが訪ねてきたことから、ある「夢」について語り始める。それはまだ悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った、とある女性と、その幼い娘の夢だった。

本作の企画を手掛けるのは、イギリスで映画制作を学び、細田守監督作『竜とそばかすの姫』(21)の制作プロデューサーも務めた石黒裕之氏。石黒とタッグを組むのは、是枝裕和監督の制作者集団「分福」に所属し、石川慶監督も参加した短編オムニバス『十年 Ten Years Japan』(18)や、国際共同製作作品『真実』(19)、『ベイビー・ブローカー』(22)などのプロデューサーを務める福間美由紀氏。そこに『キャロル』(15)や『生きる LIVING』(23)などを製作し、世界三大映画祭、英国・米国アカデミー賞の常連でもある、イギリストップクラスのインディペンデントプロダクションNumber 9 Filmsが加わり、日英合作の国際プロジェクトとしての本企画が誕生した。
○カズオ・イシグロ コメント

私は石川監督の前作『ある男』の大ファンで、彼が私の小説「遠い山なみの光」の映画化を希望してくださった最初の日から、とても興奮していました。石川さんは映画という言語を巧みに操り、俳優たちから見事なニュアンスの演技を引き出す監督です。私が夢中になって読んだ今回の素晴らしい脚本は、ミステリアスで感動的でした。主演の広瀬すずさんは、国際的な舞台において今最もエキサイティングな若手俳優の一人です。これらの理由から、私はこの映画の完成をとても楽しみにしています。
物語そのものは、第二次世界大戦の惨禍と原爆投下後の、急激に変化していく日本に生きた人々の、憧れ、希望、そして恐怖を描いています。今もなお私たちに影を落とし続けている、あの忌まわしい出来事の終結から80年を迎えるこの時期に、この映画が公開されることは、なんと相応しいことでしょう。
○石川慶 コメント

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