1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

経営層がAI時代に取り組むべきポイントは「変化に適応できる組織風土の醸成が鍵」

マイナビニュース / 2024年8月23日 14時59分

画像提供:マイナビニュース

Adecco Groupで、総合人事・人材サービスを日本で展開するアデコは8月22日、「AI時代の経営層のリスキリング」をテーマとしたメディアラウンドテーブルを開催した。ラウンドテーブルには、アデコ 代表取締役社長の平野健二氏が登壇し、同社が実施したAIに関する調査をもとに、経営層向けのトレーニングやポイントを解説した。

経営層の多くはAIを「大きな変革をもたらす」と見ている

今回発表されたのは、Adecco Groupが世界の経営層を対象に実施した意識調査の報告書「Leading through the Great Disruption」の日本語版である「AIによるディスラプションを乗り切るには」。日本を含む世界9か国の経営幹部層2000人を対象に調査を行った調査で、日本では全国266人が調査対象となっている。

この調査報告書においては、ビジネスの多くの分野で生成AIをはじめとするAIが浸透し活用が広がる一方、企業における実装が進まず、さまざまなところでAI格差が生まれている現状に着目して調査を行い、その要因の1つとして「経営幹部層のAI格差」があることが明らかになった。

まず最初の調査では、経営層の多くがAIを「大きな変革をもたらすゲームチェンジャー」と見ていることが分かった。特にテクノロジーのインダストリーにおいては、82%の経営者が「AIは業界に大きな変革をもたらす」と考えているという。全体平均で見ても61%がAIが変革の要因になりえると考えており、経営層にとってAIの存在は大きなものであることが分かる結果となっている。

役職別に見てみると、COO(最高業務執行責任者)やCHRO(最高人事責任者)の約60%が「AIは自社のゲームチェンジャーである」と考えている一方で、CEO(最高経営責任者)やCFO(最高財務責任者)の半数は、AIが自社にもたらすチャンスに確信を持てていないという結果となっている。
AI時代に取るべき人材戦略の5つのポイント

続いての「AIのリスクやチャンスを理解するのに十分なAIスキルと知識を持っているか」という質問においては、経営層の約6割が自社の経営チームのAIスキルや知識に自信がないと回答した。

「経営陣のAIスキルや知識に自信がない」という場合と「経営陣が十分なAIスキルと知識を有している」場合では、「スキルアップの機会の提供」や「AIに関するガイダンスを提供」という面において、従業員に対するスキル機会の提供も遅れがちになるということも調査から分かっている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください