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アップデート適用のWindowsでデュアルブートのLinuxに問題発生、回避策は?

マイナビニュース / 2024年8月23日 17時22分

画像提供:マイナビニュース

Microsoftは8月13日にWindows向けのセキュリティ更新プログラム「KB5041578」をリリースしたが、WindowsとLinuxのデュアルブートを設定しているデバイスでは、この更新プログラムの適用後にLinuxが起動できなくなる問題が発生している。この問題は新たに導入されたSecure Boot Advanced Targeting (SBAT) に起因しており、Microsoftは根本的な原因が解消されるまでの一時的な回避策を提示している。

詳細は下記サポートページの「既知の問題」セクションにまとめられている。

Windows 10, version 1809 and Windows Server 2019|Microsoft Learn

○SBATがブートマネージャーをブロックする

2024年8月のWindowsセキュリティ更新プログラムでは、新たにSecure Boot Advanced Targeting(SBAT)と呼ばれる設定が導入されている。これは古くて脆弱なブートマネージャーをブロックするものだが、本来はデュアルブートが設定されたデバイスには適用されない。

しかしMicrosoftによれば、一部のデバイスではカスタマイズされたデュアルブート方法をシステムが検出できず、結果としてSBATが適用されてブートマネージャーがブロックされてしまうことが判明したという。この問題が発生した場合、デュアルブートのLinuxが起動できず、画面にはSBATデータの検証に失敗したという旨のエラーメッセージが表示される。

影響を受ける可能性があるプラットフォームは以下のとおり。

Windows 11, version 23H2
Windows 11, version 22H2
Windows 11, version 21H2
Windows 10, version 22H2
Windows 10, version 21H2
Windows 10 Enterprise 2015 LTSB
Windows Server 2022
Windows Server 2019
Windows Server 2016
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012

○更新プログラムの適用前を回避策

まだ、2024年8月のWindowsセキュリティ更新プログラムを適用していない場合は、SBATを無効にするレジストリ キーを追加することで一時的に問題を回避できる。具体的な方法はサポートページで解説されている。

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