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吉高由里子「結婚がすべての幸せではない」『光る君へ』まひろと重ねつつ結婚観や人生観に言及

マイナビニュース / 2024年8月25日 20時45分

物語の後半では、親としての悩みや作家としての悩みが描かれるという。

「子供を育てるのも初めてで、初めてのことがいっぱいですから、自分から生まれた子との向き合い方に悩まされているところもあったと思います。また、作家として物語が思い浮かぶ時の筆が踊るように書けるスピード感ある自分と、全く思い浮かばず書けない苦しい自分と、作家としての悩みが出てきます」

○まひろの生き方は「自分を見ているよう」

宣孝と結婚したまひろだが、結婚が遅かったり、仕事がしたいという意欲を持っていたり、平安貴族の女性の中では異質な存在。そんなまひろについて、吉高は「自分を見ているようです」と述べ、自身の結婚観や人生観にも触れた。

「家庭に入るのか入らないのか、女性はその波が来ることがあると思います。そこで仕事を選んで結婚という想像をしなくなり、『仕事をしていて結婚してないから幸せじゃない』『結婚しているから幸せ』というものに捉われないというか、結婚がすべての幸せではないような感じがしています。まひろも仕事が楽しいというのもあったと思いますが、そこにまだ居場所があるからかもしれないですね。その時代の当たり前がわかりませんが、令和の時代も当たり前が変わってきていますから。まひろを見て、『結婚しないのかな』とも『仕事いつまで続けるのかな』とも思わなかったです」

25日に放送された第32回「誰がために書く」では、父・為時(岸谷五朗)から「お前が女子(おなご)であってよかった」と言われ、まひろが感動するシーンが描かれたが、まひろにとって「大きい大きい一言だったと思います」と吉高は振り返る。

「『お前も男であったらな』と言われてきたまひろが、やっと認められたなと。一番自分のことを認めてもらいたい人がお父さんだったと思います。(父が)学者じゃなかったら自分もこうなってなかったと思っているし、その遺伝子があったから作家として注目される人物に。物語や文学に対して一番認めてもらいたい人に『お前が女子(おなご)であってよかった』と言われ、生まれてきてよかったと思えた瞬間なのではないかなと。お父さんの一言で苦しかった今までが報われたのではないかなと思いました」

彰子が暮らす藤壺へ上がり、女房として働きながら執筆することに決めたまひろ。9月1日放送の第33回「式部誕生」から新たな生活が描かれていくが、吉高は「いよいよだなと。衣装も変わりましたし、場所も変わりましたし、毎日見ている風景もガラッと変わったので、自分で用意せずとも第2章に押し出されたような気がしました」と話していた。

■吉高由里子
1988年7月22日生まれ、東京都出身。2006年、『紀子の食卓』で映画デビュー。2008年に『蛇にピアス』で主演し注目を集め、2014年にはNHK連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインを務める。近年の主な出演作は、ドラマ『最愛』(21)、『風よ あらしよ』(22)、『星降る夜に』(23)、映画『きみの瞳が問いかけている』(20)、『風よ あらしよ 劇場版』(24)など。

(C)NHK
(酒井青子)



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