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GoogleやXでサービス停止発生、インターネット障害レポート

マイナビニュース / 2024年8月27日 11時16分

画像提供:マイナビニュース

ThousandEyesは8月23日(米国時間)、「Analyzing X’s Livestream & GitHub, Google Outages」において、過去2週間(8月5日から8月18日)にインターネット全体で発生した障害と傾向の分析レポートを公開した。レポート全文は「Analyzing X’s Livestream & GitHub, Google Outages by Cisco Podcast Network」から聴くことができる。

○主な通信障害とその傾向

ThousandEyesはこの2週間に発生したインターネット上の主な障害を解説している。その概要は次のとおり。
○8月12日:Google Cloudの停止

午後1時20分(世界協定時)頃、変電所の配電装置の故障により主電源とバックアップ電源の両方が故障したため、ヨーロッパのGoogle point of presence(PoP)でGoogle Cloudの障害が発生した。この障害はeurope-west2リージョンのGoogle Front End(GFE)に影響を与え、Cloud CDN、Cloud Load Balancing、仮想プライベートクラウド(VPC)、およびこれらを活用する関連サービスの可用性に影響を及ぼした。

サービスへのアクセスに対する大きな障害は午後1時50分(世界協定時)頃まで続き、可用性はある程度回復したが一部のユーザーで遅延が発生した。
○8月14日:GitHubの停止

GitHub.comにおいて午後11時2分(世界協定時)頃から約36分間、サービス停止が発生。原因はデータベースインフラストラクチャに関連する誤った設定変更とされ、この変更が全データベースに影響を与えてサービスが停止したと報告されている。設定変更を元に戻すことで障害は解決しており、障害発生時は503エラーが表示され、サーバ側の問題であることが確認されている。
○8月12日:XのSpaces(スペース)サービスの障害

Xの音声ストリーミングプラットフォームであるSpaces(スペース)で開催されたイーロン・マスク氏とドナルド・トランプ前大統領のライブストリームディスカッションが40分遅れで開始され、予定開始時刻に視聴しようとしたユーザーにエラーメッセージが表示された。

この障害はXへの大規模な分散型サービス拒否攻撃(DDoS: Distributed Denial of Service attack)が原因であるとされているが、ThousandEyesはネットワークの輻輳、パケットロス、遅延の増加など、DDoS攻撃を受けたときに一般的に見られるトラフィック状況を観測していないと指摘している。
○ネットワーク障害の傾向

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