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令和のブラックマンデーで急落! 不安定な「金相場」、今は売るべき? 待つべき?

マイナビニュース / 2024年9月3日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

ここ数年、金相場の高騰が続いていた。しかし、2024年7月17日に過去最高値を更新したのも束の間、「令和のブラックマンデー」に合わせて金の価格も急落。今なお不安定な状態が続いている。

今後、金の価値はどうなっていくのか。そもそも今は売り時なのか、それともまだ様子見すべきタイミングなのか。現在の金事情を探るべく、大手買取専門店「買取大吉」を訪問し、鑑定士の木村健一さんに話を聞いた。

○株価とともに下落傾向!? どうなる今後の金相場

――まず、直近の金相場についてご説明いただけますか?

8月22日時点で、金1gあたり1万2,800円となっています。7月17日には史上最高値となる1万3,800円を記録していたので、ちょうど1カ月で1,000円ほど下落しています。

――下落した原因はハッキリしているのでしょうか?

8月上旬の株価暴落と円高の影響が大きいですね。

金は国際市場においてドル建てで取引されているので、ドルが下がると金も連動して下がってしまいます。そこにきて経済状況も不安定になったことで、金も株も買い控えが広がる状況に陥ったという流れだと思います。

――日経平均株価は一度ガクッと下がったあとに、買い戻しもありましたよね。

そのときは金も1万2,200円くらいまで下がって、そのあとまたちょっと上がったんですけど、今も上がり下がりを繰り返しながら徐々に下がりつつありますね。

――このまましばらくは下がり続けていくんですか?

経済が不安定すぎて、正直今後の流れは読めませんが、日本では金融緩和や為替介入などの影響もあって円高に振れてきているので、もう少し下がる可能性はあると思います。
○今売るのは得か損か……金の"売り時"と"買い時"

――きっと金の売り時、または買い時がわからなくて悩んでいる人も多いですよね。

1g=1万3,800円というMAXの数字を一度見てしまうと、どうしても今の相場が低く見えてしまいますよね。ただ、「金が初めて1g=1万円を突破した!」と盛り上がったのがちょうど去年の今頃だと考えると、1g=1万2,800円は十分高い状態です。

――では、金を売るタイミングとしては……。

売るなら早いほうがいいかもしれません。2022年は1g=8,500円、2021年は1g=6,900円くらいだったので、当時と比べれば今の相場はやはりかなり高いです。

金は発掘できる量が限られていることもあって、暴落することはありません。それ故に安定資産と言われ、これまでは不況になると株価が下がる代わりに金相場が上がるという定説がありました。しかし、今は経済状況が複雑・不安定なので、その定説も破綻しかけています。

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