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さくらインターネット、生成AI向けサービスのコンテナシリーズに「NVIDIA H100プラン」

マイナビニュース / 2024年8月27日 19時1分

高火力 DOKは、今年6月から提供を開始したコンテナ型GPUクラウドサービスとなり、ユーザーが事前に用意したDockerイメージの実行が可能なため、イメージ内に実行環境をパッケージングすることで、都度の環境構築の手間をかけずにサービスを利用することが可能。また、利用時間に応じた秒探知での課金制のため、コスト削減にもつながるという。8月にはタスク実行処理の自動化などで利用可能なAPIを公開している。

新プランの詳細はGPUメモリが80GB、料金はコンテナ実行開始から終了までの実行期間が課金対象で1秒当たり0.28円。タスクの実行に加え、タスクの状態をコントロールまたはAPI上で確認できるタスクモニタリング、コンテナ内で出力したログ情報をダウンロード可能なログ管理といった機能を備え、プラットフォームはLinux/AMD64となる。

なお、新プランの提供開始に合わせて、既存プランのNVIDIA V100 プランを無償で利用できるキャンペーンを実地。利用料が最長3カ月無償化し、「さくらのクラウド」で利用可能な割引クーポンを計2万円分を提供する。

すでに、同社では今年1月からH100 Tensor コアGPU搭載の物理的なサーバ1台を丸ごと提供するサービスとして「高火力PHY」を提供している。今後、2024年度内には機械学習のスポット利用やAIアプリケーション開発者向けにNVIDIAのGPU搭載の物理サーバ上で複数の仮想サーバを構築して、利用時間に応じた従量課金で提供する「高火力VM版(仮)」のリリースを計画している。

また、総額170億円を投じて石狩データセンターに空冷よりも冷却効率が優れるとされる、水冷式サーバを設置した水冷式コンテナ型データセンターの整備を計画し、2025年11月と2026年11月に2期分の竣工を予定している。これにより、すでに発注している214億円分のGPUサーバを今期中に設置し、収益化を予定。

最後に、舘野氏は「1000億円を投じて、2027年度に計1万基のGPUで合計18.9EFLOPSを目指し、事業を推進している。現状は現行機種であるH 100や『NVIDIA B200 GPU』などに投資しており、その都度、最新世代のGPUへの投資を継続していく。最終的には、われわれのアクションが日本の社会・産業にポジティブなインパクトになるように取り組んでいく」と述べ、説明を結んだ。
(岩井 健太)



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