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神尾楓珠&北香那、SPドラマで初共演 脚本家デビュー作をサントリーが提供

マイナビニュース / 2024年8月29日 6時0分

――今作の出演オファーを受けた際の心境について

「まず、私はサントリーのビールが好きなので、率直にうれしかったです(笑)。脚本を読んでみると、現代の若者たちがかかえている漠然とした将来への不安や悩みが作品中で優しく表現されていて、悩みをもっていることがまるで美しく見えるなと思ったんです。今の時代に必要な作品ではないかと感じて、そのような作品に携わることができてとてもありがたいです」

――演じる木崎夕莉の印象について

「私にすごく似ているなと感じますし、気持ちがすごくわかります。夕莉のように、場面に応じて人格が変わるというのは、私も経験があります。場面を使い分けて自分を変えることは、ある意味“ピエロになれる”ような感覚かと思うんです。“ピエロになれる”って、私は社会において良いことだと思っていて。ただ、そういう夕莉だからこそ、本当の自分とは何かわからなくて混乱するという悩みもありそうな感じがして。“本当の自分がわからない、幸せって何だろう”と。そういう感覚は私も感じたことがあるなと、共感しました」

――初共演の神尾楓珠の印象について

「役にぴったりだと思いました。イメージしていた隆司の人物像がぴったりだったんです。悩める美しい青年という感じがしました」

――今作は “お酒”がキーポイントとして登場しますが、ご自身の“お酒”エピソードは?

「例えば、分かり合えていないかも、すれ違っているかも、苦手だな…と感じる方がいたとして、なんとなくずっとその心持ちでいたのに、お酒を飲んで話したら、いきなり誤解が解けるとか。お酒を飲むことによってすごく素直になれる方がいると思うんですが、私もそのタイプで。お酒を飲むと、“実はこう思っているんだけど…”と本音を言えるようになる。お酒を飲んで、楽しくなって、心が開いて、相手に心から話ができる。一緒にお酒をかわしたという事実が、人間関係をより深めるきっかけになるなと感じたことは何度もあります」

――視聴者の方へメッセージ

「全国の悩める若者たちに、この幸せなお話が届けばいいなと思います。その悩んでいる状態のままですごく尊くて、その悩みが美しいんだよということを伝えたいな、この作品で伝えられればいいなと思っています。みなさんも作品を見ながらお酒を一緒に飲みましょう(笑)!」
○■プロデュース:栗原彩乃氏(フジテレビ ドラマ制作部)

「なかなかタイトルが決まらず、最後の最後に作家の片岡さんから出てきた案が『最寄りのユートピア』でした。“まさにこれだ!”と小躍りしました。2人で過ごした他愛もない時間が、隆司と夕莉に一歩踏み出す勇気をくれたように、ビールを飲んで鼻唄を歌って…なんでもないけど居心地の良い場所こそが、日々を生き抜くためには必要なのだ。そんな想(おも)いがこもったすてきな作品になりました。神尾さんは会う度に歌とギターが上達していて驚かされます。ラストの路上ライブのシーンの撮影が楽しみで私は今、眠れません。間違いなく見所になります。北さんのコロコロと変わる表情は愛くるしく、目を奪われます。そんな2人が出会い、交流を深める夜の公園のシーンはエモさ満載です!“お酒”と“音楽”をテーマにした、新しいカタチのドラマをどうぞお楽しみに!」

【編集部MEMO】
演出の並木道子氏は、『silent』『いちばんすきな花』、そして現在放送中の『海のはじまり』の脚本家・生方美久氏が大賞を受賞した「フジテレビヤングシナリオ大賞」で審査員長を担当している。

(C)フジテレビ
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