30代以上の4割が悩む頭皮トラブル、対策できている人はわずか2割という結果に

では、頭皮ケアを行っている人はどのくらいの期間続けているのか? 前の質問で「している」と回答した人に、「どのくらいスカルプ(頭皮)ケア製品を使い続けているか教えてください」と質問したところ、「2年以上(51.8%)」と回答した人が最多となり、次いで「1年〜2年未満(16.1%)」「6カ月〜1年未満(9.5%)」となった。

2年以上使い続けている人が半数以上いる結果となり、頭皮ケアの効果を実感するためには一定長い期間使用し続けることが必要なことが示唆された。

最後に、使ったことのある製品でよかったと思うものを聞いた。

■スカルプ(頭皮)ケア製品でよかったものは?
・ドライシャンプー(30代/女性/会社員)
・サクセス(40代/男性/会社員)
・頭皮ブラシ(50代/女性/パート・アルバイト)
・アデランスの製品(50代/男性/経営者・役員)

ドライシャンプーや頭皮ブラシ、アデランスの製品など、使ってよかったと思う製品はさまざまあることが示された。
○【まとめ】

●頭皮のかゆみやべたつきといった悩みを持っている人が多い!
今回の調査結果で、30代以上の男女の半数近い人が頭皮の悩みを抱えた経験があることが判明した。主に、かゆみやべたつき、においや皮脂の量といった悩みが多く、特に夏に頭皮の悩みを感じやすいようだ。

そのような頭皮悩みを感じ始めた年齢は個人によってさまざまという結果が明らかとなり、いつ頭皮の悩みを感じ始めてもおかしくはない。しかし、実際に頭皮ケアをした経験がある人は約2割にとどまり、対策しきれていない人が多い。

その中でも頭皮ケア経験者は専用のシャンプーを使う、育毛剤や発毛剤を使うといったケアを行っており、効果があったケア製品として薬用シャンプーと回答した人が最多に。髪悩みだけでなく、頭皮悩みにも有効なシャンプーはユーザーに求められているようだ。

実際にそういった製品にユーザーは血行促進や育毛、かゆみ軽減といった効果を期待していることが明らかになった。

またケア製品に関しては2年以上使い続けている人が半数以上となり、一度使い始めたらずっと使用するユーザーが多い。だが、そもそも頭皮ケアを始める一歩を出せていない人が多いという背景が今回の調査で明らかになった。

頭皮ケアでは、日々のルーティンにいれられるシャンプーのような、手軽にはじめられる製品が求められているのかもしれない。
○■調査概要

「頭皮ケア」に関する調査
【調査期間】2024年7月30日〜7月31日
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】1,007人
【調査対象】調査回答時に30代以上の男女と回答したモニター
【調査元】近代化学
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
（エボル）