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NTT Com、スマートシティ推進に向けて「デジタル実装コミュニティ」発足

マイナビニュース / 2024年9月3日 7時34分

画像提供:マイナビニュース

NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は9月2日、建設業や不動産業界の有識者と協働してスマートビルのベストプラクティスの創出と先端デジタル技術の社会実装を目指す「スマートシティ デジタル実装コミュニティ」の発足について発表し、記者説明会を開いた。

○コミュニティ発足の背景

同社はこれまでも、Smart Worldの実現に向けた注力領域の一つとして、大規模複合再開発やスタジアム、アリーナ、ホテルなどを中心に、街づくりをデジタル技術で支援してきた。その中で、スマートシティの実現に求められる街のデータの収集と利活用に向けて、街区のデータプラットフォーム整備を進めている。

一方、建物のスマート化においては、ビルや建物ごとにデジタルアーキテクチャが個別最適化されているほか、設計と施工でプロセスや業界内の関係者が分断されていることから、デジタル化の検討が後追いとなっている。さらに、建物の価値は経年により劣化するため竣工までを主体としたビジネス構造であり、その後のアップデートやデジタル技術の更新は検討されにくい。

こうした課題に対し、同社はデジタル技術の企画と実装を一元的に支援するMSI(Master System Integrator)の取り組みを強化している。そうした中、今回は業界横断での課題解決と実フィールドでの社会実装に向けて「スマートシティ デジタル実装コミュニティ」を発足する。

○ビルや街区開発の実フィールドでの実証を通じ、スマートビル化を

同社をはじめ、国内でスマートビル化の促進に関わるステークホルダーから、有識者がSmart City Catalystとしてスマートシティ デジタル実装コミュニティに参画する。コミュニティでは、NTT Com内のSmart City Catalystと共に業界課題解決とデジタル実装促進に向けたワークショップや勉強会を開催する。

さらには、GUTP(東京大学グリーンICTプロジェクト)との連携や、IPA DADC(情報処理推進機構 デジタルアーキテクチャ・デザインセンター)の「スマートビルガイドライン」などを参考にしながら、ビルや街区開発の実フィールドでの実証を通じて、スマートビル化を進める。IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想やモバイルインフラシェアリング、グリーンデータセンターなどの次世代技術の適用についても検討する。

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