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NTT Com、スマートシティ推進に向けて「デジタル実装コミュニティ」発足

マイナビニュース / 2024年9月3日 7時34分

○MSI(Master System Integrator)の取り組みを強化

デジタル技術の企画と実装を一元的に支援するMSIでは、スマートビル化の多岐にわたる専門知識と、関連するステークホルダーとの連携を強化する。企画構想段階から、設計、パートナー選定、建築、導入後の運用やアップデートまで、広く支援するとのことだ。MSIの取り組みは海外で先行しているが、これを日本の商習慣や既存の街づくりのプロセスを知るNTT Comが国内で推進する。

○ビルOSを活用したスマートビル化ソリューションのデモ公開

説明会では、NTT Comが提供するビルOS「Smart Data Platform for City」を活用したソリューションのデモンストレーションが披露された。Smart Data Platform for Cityとは、人の流れや施設情報、ロボットからの情報などさまざまなデータをシームレスに統合できるプラットフォーム。
○エレベータとロボットの連動

ビルのエレベータと可搬式のロボットを連動させ、来客を目的地まで案内するデモが行われた。デモでは、28階に到着した来客を29階のエントランスまで案内するという想定。ロボットは自動音声なども使いながら案内する。エレベータとロボットは連携しているため、ボタンを押さなくてもスムーズに移動できる。

○IOWNを活用した次世代コミュニケーション

低遅延で空間を接続可能なデバイス「Window」をIOWN APNで遠隔地と接続することで、同じ場所にいるかのようなリアルタイムな会話を実現する。また、NTTグループが手掛ける触覚伝送デバイスを活用すれば、映像や音声だけでなく振動によるコミュニケーションも取れる。

○ビル 、商業施設のデータ活用

街区データダッシュボードは、そのビルだけでなく近隣の商業施設の来訪者に対し、エリアの魅力を発信するための機能。街やビルに関するさまざまなデータを連携して、にぎわいの創出やサステナビリティ施策の検討を支援する。例えば、鉄道の遅延情報などと組み合わせてビル周辺の人流データを可視化することにより、エリア内の店舗に誘引する施策につなげられる。

また、エリア内の飲食店などの口コミデータを生成AIで分析する機能も備えるため、テナント店舗の収益性向上に向けた施策の提案なども可能だ。
(熊谷知泰)



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