グランドセイコー、名機「45GS」を限定復刻 - 手巻き10振動のCal.9SA4搭載で再現
マイナビニュース / 2024年9月2日 21時31分
セイコーウオッチは9月2日、腕時計「グランドセイコー」のヘリテージコレクションより、50余年前に商品化された、10振動の手巻メカニカルモデルのルーツである「45GS」の復刻デザイン限定モデル2種の製品化を発表した。いずれも11月9日発売予定で、ステンレススチールモデル(SLGW005)の価格は1,342,000円(税込)で、全世界1,200本限定。18Kイエローゴールドモデル(SLGW004)の価格は4,235,000円(税込)で、全世界200本限定。
今回の新モデルでは、半世紀以上前に登場した「45GS」のオリジナルデザインを、現代の技術と最新のムーブメントでスペックアップして再現。機械には10振動手巻きムーブメントの「キャリバー9SA4」を採用。ケースとダイヤルのデザインはオリジナルをかなり忠実に蘇らせている。パワーリザーブは最大80時間。
一応、オリジナル45GSとのキャリバーを除く目立った差異としては、ケース径がオリジナルが約36mmのとこと、新モデルは38.8mmで、風防もオリジナルがプラ風防のところ、サファイアガラス(ボックス型)に。針とインデックスもオリジナルのオニキス風ライン入りのものとは違い、44GSに近いあしらいになっているようだ。
ほか新モデルの主な仕様を表に以下まとめる。
○オリジナル45GSについて
オリジナルの「45GS」は1968年発売で、グランドセイコー初の10振動ハイビートキャリバー、Cal.4520(デイトモデルはCal.4522)を搭載。この45系キャリバーは、スイスのニューシャテル天文台のクロノメーターコンクールで名をはせた亀戸(第二精工舎)製だ。当時破格の高精度を誇り、現在でも手巻きハイビートの傑作として人気がある。高度成長期の日本の時を刻んだ、まさに名機だ。
以下は、ちょうど手元にあったオリジナル「45GS」の実機写真。ケース径こそ違うが、比べてみると今回の復刻モデルがいかに忠実に当時のデザインを再現しているかわかるだろう。
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