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どうして「盗難デバイスの保護」を有効にすべきなの? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年9月3日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

もしiPhoneが盗まれたら、ハードウェアより個人情報やデータの安否が気になる、という人は多いはず。実際、Walletアプリにクレジットカードを登録している、銀行や証券会社のWEBサイトに自動ログインするよう設定している、といった用途にiPhoneを活用している場合には他人事ではありません。

「盗難デバイスの保護」は、iOS 17.3で追加されたセキュリティ強化機能です。「設定」→「Face IDとパスコード」→「盗難デバイスの保護」画面でスイッチをオンにすると、以降iPhoneを利用頻度の高い場所以外で利用するとき、セキュリティに関する操作など一部機能に制限がかかり、生体認証(Face ID/Touch ID)が求められるようになります。

利用頻度の高い場所とは、iPhoneのシステムサービスが記録した位置情報にもとづく滞在時間/回数が多い地点のことです。自宅や学校、会社が典型例で、それらの場所にいるときは機能制限はかかりません。利用頻度の高い場所にiPhoneがないとき、重要な設定変更に関わる操作には1時間後に再び生体認証を求めるという徹底ぶりです。

つまり、「盗難デバイスの保護」が作動するよう設定しておけば、盗難されたiPhoneがふだん存在しない場所では、Apple IDのパスワード変更やサインアウトを実行したり、紛失モードを解除したりといった重要なシステム設定の変更ができなくなります。

頻繁に生体認証を求められるのでは? と身構えてしまいそうになりますが、実際のところ移動中に重要な設定変更を行うことは少なく、生体認証も一瞬で完了するため、負担を感じることはほとんどありません。不測の事態に備え、「盗難デバイスの保護」は有効にしておくことをお勧めします。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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