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iPhoneなら声を出せない状況でも音声通話できるの? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年9月4日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

声を出せない状況でも音声通話できる...それはおそらく「ライブスピーチ」のことでしょう。iOS 17で追加されたアクセシビリティ機能ですが、満員電車内など人目の気になる場所で音声通話せざるをえないとき、声を出さすに通話相手へ声を届けることができます。

ライブスピーチは、テキストを人間の音声に変化する合成音声機能の一種です。テキストを読み上げる機能は、以前からiPhoneに用意されていますが、「メモ」などのアプリで入力済のテキストを範囲指定しなければならず、音声の出力先はスピーカー/イヤホンに限定されています。

しかし、ライブスピーチは音声を扱えるアプリ全般に対応しています。たとえば、電話アプリで通話中に使うと、入力したテキストを読み上げ相手に聞かせることができます。FaceTimeオーディオやLINE通話でも利用できるため、相手の声はイヤホンで聞き自分の声はライブスピーチで届ける、といった使いかたが可能になるのです。

この機能は、スマートフォンを持たない人、LINEなど文字ベースのやり取りが苦手な人とのコミュニケーションに重宝します。最初に「合成音声で失礼します」などといった前置きは必要になるものの、固定電話しか使えない相手であっても、満員電車内など人目の気になる場所で対応できます。

使いかたはかんたん、あらかじめ「設定」→「アクセシビリティ」→「ライブスピーチ」画面にあるスイッチをオンにしておき、必要なときにサイドボタンのトリプルクリックで呼び出せばOKです。よく使う語句を登録しておく機能も備えているため、声色がやや人工的になることさえ気にしなければ、かなり便利に使えるはずですよ。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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