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「Android 15」正式版リリース、数週間以内にPixelデバイスへの配信を開始

マイナビニュース / 2024年9月4日 11時26分

画像提供:マイナビニュース

9月3日(米国時間)、Androidの新版「Android 15」が正式リリースになり、AOSP(Android Open Source Project)向けに公開された。今後数週間以内に対応するPixelデバイスへの展開が始まる予定である。さらに数カ月中に、Samsung、Honor、iQOO、Lenovo、Motorola、Nothing、OnePlus、Oppo、realme、Sharp、Sony、Tecno、vivo、Xiaomiの一部のデバイスでも利用可能になる見込みだ。

Android 15は、プライバシーとセキュリティの強化を継続しつつ、生産性やユーザー体験の向上を図っている。また、折りたたみデバイスやAI搭載スマートフォンの普及をサポートするアップデートとなっている。その主な新機能の一部を紹介する:

プライバシーおよびセキュリティ面では、「プライベートスペース」が導入された。これは追加の認証レイヤーの下でデバイスにプライベート空間を作成し、ユーザーがプライバシーを確保したいアプリやデータを非表示にして、第三者からのアクセスを防ぐ機能である。

そして、Android 14 QPR 2からPixelデバイスで利用できるようになった部分的な画面共有がAndroidの機能として組み込まれた。1つのアプリを指定して画面共有または録画でき、共有や録画に通知などバックグラウンドアクティビティが表示されるのを防げる。

他にも、アプリが画面を記録していることを検出するサポートが追加され、アプリが機密性の高い操作を実行している場合などに、ユーザーに通知することが可能となった。また、シングルタップによるパスキーを使用したサインイン、関連する入力フィールドへの保存された資格情報の自動入力機能も追加された。

ユーザーインターフェイス面では、戻るジェスチャーのアニメーションが改善され、よりスムーズなナビゲーションが実現した。音量制御のインターフェイスも改善され、メディア、通話、アラームなどオーディオソースごとの調整が容易になった。ウイジェットのプレビューも向上し、ウイジェットを追加する前に、プレビュー画面においてウイジェットに表示される情報を確認できるようになった。

大画面デバイスの増加で重要性が増すマルチタスク機能では、ユーザーがよく用いる分割スクリーンの組み合わせをお気に入りとして保存し、簡単にアクセスできるようになる。また、タスクバーを画面上に固定することで、アプリ間の素早い切り替えが可能になる。

これまでGoogle PlayでサポートしていたアプリのアーカイブがAndroidに組み込まれた。デバイスの空き容量を増やしたい時に、使用頻度の低いアプリをアンインストールせずにアーカイブすることで、サインイン情報やゲームの進行状況などのデータが保持され、アプリが再び必要になった際に元の状態に復元できる。

最後に、Android 15は16KBページサイズを使用するように設定されたデバイスをサポートする。現時点でこのページサイズをサポートする量産デバイスは存在しないが、対応デバイスではAndroidの全体的なパフォーマンスが5〜10%向上すると見込まれている。
(Yoichi Yamashita)

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