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日立 小島社長「現場にイノベーションを起こす」 - 生成AIの活用例を紹介

マイナビニュース / 2024年9月4日 15時21分

また、生成AIによるタイムリーな情報提供も現場の生産性向上につながる。保守や点検の現場で、スマートグラスを通じてAIと連携し、情報を参照しながら作業を進行できる。

例えば、車両点検の際、ブレーキ摩耗が少し早いと感じたとしよう。そのことをAIに相談すれば「ブレーキ摩耗の要因には、レールの状態や雨が考えられます」と教えてくれる。さらに今後の天候を考慮して摩耗量をシミュレーション計算することなども可能とし、予期せぬトラブルを防ぐといった活用方法が将来的にできるようになるという。

日立は東武鉄道と共同で鉄道メタバースの実践的な活用に向け、熟練作業員のノウハウを継承するシステム開発・検証を進めている。「新人の作業者が実際のメンテナンス作業を行う前にデジタル空間の中で手順や仕組みを確認したり、不明点をベテランの作業員に聞いたりすることができる。フロントラインワーカーが輝く現場を実現していきたい」と展望を示した。

また小島氏は、半導体大手のNVIDIAやMicrosoft、Googleなど米テック大手との提携によって先端技術を自社サービスに取り込む考えも示した。ロボティクスを含むさまざまな領域でスタートアップ企業への戦略的な投資も行っている。

「大変革をチャンスと捉え、現場にイノベーションを起こしていく」と小島氏は意気込みを見せていた。
(早川竜太)



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