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新木優子がコーヒー豆の接ぎ木に挑戦!? - TULLY'S COFFEEブランドから"アロマエスプレッソ製法"を用いた新商品発売

マイナビニュース / 2024年9月5日 9時12分

画像提供:マイナビニュース

伊藤園とタリーズコーヒージャパンは4日、都内で「TULLY'S COFFEE」ブランド方針説明会を開催。"コーヒー2050年問題"の解決に向けた取り組みや、「コーヒー豆のこだわり」に関する新施策を発表した。ブランドアンバサダーに就任した俳優の新木優子さんが、コーヒー豆の希少品種の接ぎ木に挑戦するひと幕もあった。

○■コーヒー2050年問題に対応

冒頭、タリーズコーヒージャパンの内山修二氏が登壇し、コーヒーの現状とショップの戦略について説明した。直近2023年度のブランド売上は、ショップで404億円+RTD製品で426億円で、合わせて830億円となった。内山氏は「ショップブランドの規模で申し上げると、スタバさん、コメダさんに続いており、ほぼドトールさんと同程度、との認識です」と胸を張る。

店舗数に関しては2024年7月末現在で796店舗を展開。コロナ禍を受けて一時期、店舗数も伸び悩んだが、人流の回復とともに店舗数・売上高が伸長した。特に2023年度は、過去最高の店舗数・売上高となった。内山氏は「この2024年度の第1四半期も、売上高は前年比で110%と大変好調です」と説明する。なお今後の店舗展開については、むやみに数を追わず、タリーズのクオリティ(商品、サービス、空間)を維持できる範囲で拡大していくとした。

ここで内山氏は、いわゆる"コーヒー2050年問題"にも言及。世界規模の気候変動によって、美味しいコーヒーには欠かせないアラビカ種のコーヒー豆の収穫量が2050年までに半減してしまうことが危惧されているが、タリーズコーヒージャパンではどのような対策を講じているのだろうか――。ここから先は、タリーズコーヒーマスターの南川剛士氏がプレゼンを引き継いだ。

南川氏は「コーヒー原料の取り組み」について解説。それによれば、同社では長期プロジェクトとしてブラジル・バウ農園にて2007年より、希少品種「レッドブルボン」を苗から栽培する産地開発に取り組んでいる。またペルー・センフロカフェ農協では2019年より、ティピカ種+ロブスタ種で接ぎ木するプロジェクトを開始した。

ティピカ種は、いまグローバルで商業生産されているコーヒー品種のうち、最も原種に近いとされている希少品種。味わいが素晴らしい一方で、病虫害に弱い、育て方が難しい、生産性が低い、といった理由から農園では生産されなくなってしまったそうだ。「ほぼ全滅状態にあるティピカ種の樹を、病虫害に強いロブスタ種の根に接ぎ木しています。テストでも良い結果が出ましたので、2024年10月から2025年2月にかけて、農地を拡大して展開する予定です」と南川氏。こうした地道な活動を通じて、コーヒー事業を持続可能なものにしていきたい、と力を込める。

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