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【中古バイク高騰!】コロナ相場+円安で平均相場が6割超アップ? 衝撃的な数字が明らかに

マイナビニュース / 2024年9月6日 17時0分

画像提供:マイナビニュース

パッションはこのほど、中古バイクの平均相場に関するレポートを公表した。

○■衝撃! 直近4年間で中古バイクの平均相場は63.5%値上がり

今回、衝撃的な数字が明らかとなった。2020年から2024年(8月時点)までの直近4年間で、中古バイクの平均相場は63.5%値上がりしている。

総務省が発表した2024年7月の消費者物価指数は、2020年比で108.6。世の中の物価は4年間で8.6%上昇したが、中古バイクのそれは63.5%と異常に突出している。

俄かには信じ難い話だけに、先に事実関係の整理が必要だろう。上段のグラフは、過去10年間に渡って中古バイクの平均相場がどう推移してきたかを示している。使用している数字は業者間オークションの平均落札額だ。

業者間オークションとは、買取業者の最大の転売先であり、販売業者の最大の仕入れ先として年間に約17万台のバイクが取引される会員業者間の市場。 端的に言えば「業者間の平均取引額=買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額=中古バイクの平均相場」と換言できる。

上記グラフを主要8メーカーの平均取引額に細分化すると、下記のような推移になる。

上記が示す通り、2020年までは若干の下落もありつつ総じて緩やかな上昇基調で推移していた中古バイクの平均相場だが、2021から2022年に掛けて空前の高騰を記録する。

記憶にも新しい、いわゆるコロナ禍相場だ。新車の供給が停滞した反面、代替のバイク通勤特需(2021年は新規二輪免許所得者数が前年比で10.2%上昇)も加わって中古バイクの相場が急上昇した現象だった。

抽選販売の末に長期間の納車待ちとなった現行の人気機種においては、新車価格を超える中古車が続出し、「Z1」をルーツとする旧来からプレミアム化していた旧車は、対前年比で2倍や3倍となる機種も出現する異常事態となった。
○■コロナ禍相場が落ち着いても上昇を続ける理由はなに?

コロナ禍相場の期間に中古バイクの相場は実に4割弱も上昇したのだが、相場高騰の理由は国内の需給が主要因であり、日本国内で最終消費される人気車の価格が高騰した現象だった。

2022年も後半に入るとコロナ禍の混乱も収まりを見せる。新車は順当に供給されはじめ、バイクの代替通勤需要も(新規2輪免許取得数は前年比で5・3%)減少したことで、異常高騰していた機種群の相場は反落に転じた。

だがここには、腑に落ちない点が存在する。2023年以降も販売店の仕入れ価格である業者間オークションの平均相場は反落には転じず上昇を続けているのだ。

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