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「キャプティブWi-Fi」って何ですか? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年9月6日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

空港や新幹線、街中のカフェやレストランに設置されたWi-Fiに接続するとき、「キャプティブ」という単語を見かけたことはありませんか? キャプティブ(captive)とは捕虜/人質やつながれた状態を意味する言葉ですが、それがWi-Fiとどう関係あるかも気になりますよね。

キャプティブWi-Fiとは、使用開始前になんらかの確認を求めるWi-Fiネットワークの通称です。表示されるメッセージはさまざまで、ユーザ登録や支払い方法の登録を求められることもあれば、利用規約の確認を求める程度のこともあります。

実際のところ、キャプティブWi-Fiは「認証が完了されるまで外部(インターネット)との通信を制限する」ことが目的です。公共の場にあるWi-Fiが何の制約もない状態では安心できないもの、少なくとも利用規約を提示し確認を得る必要がある、というわけです。

キャプティブWi-Fiは、インターネット技術の標準化を目的とした文書群「RFC」で定義され、RFC 8908としてまとめられていますが、完全に統一された技術仕様があるわけではありません。iPhone/iOSの場合、アクセスに成功すると「Success」とだけ表示されるテストページに接続し、問題なければ簡易ブラウザを起動して利用規約などを表示、そして確認が得られれば外部との通信を許可する、という流れが一般的です。

なお、キャプティブWi-Fiに接続できなかった場合には、「インターネットに接続せずに使用」と「ほかのネットワークを使用」のどちらかを選ばされることがあります。その場合、「ほかのネットワーク」を選択すれば、キャプティブWi-Fiを使用せず接続作業を終了させることができます。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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