バイプレイヤーの泉 第139回 『西園寺さんは家事をしない』津田健次郎は無駄がなく、優しい色男おじさん
マイナビニュース / 2024年9月8日 21時0分
幼少期から熱血ドラマオタクというエッセイスト、編集者の小林久乃が、テレビドラマでキラッと光る"脇役=バイプレイヤー"にフィーチャーしていく連載『バイプレイヤーの泉』。
第139回は俳優、声優の津田健次郎さんについて。最近、中年の活躍ぶりが目立つ。俳優の岡部たかしをはじめ、バイプレイヤーたちが40~50代からブレイク。今年のオリンピックでは総合馬術団体のメダリストたちが、ほぼアラフィフだったことで"初老ジャパン"と呼ばれたり。初老という表現には若干、違和感があった。でも日本が高齢化する40年以上前は"50代"は確かに初老というイメージがあったので、間違った表現ではない。
そんな中年ブームの先陣を切ったのは、津田健次郎さんだ。写真集バカ売れのビジュアルに、声、演技ともに露出を切らしていない。40代後半までそれなりに苦労はあったと思うけど、この方、無駄がない生き方だと思う。
○グッルグル、グッルグル、焦らない~
まずは現在、津田さんが出演中の『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)のあらすじを。
アプリ会社に勤務する、38歳、独身の西園寺一妃(松本若菜)。ローンで手に入れたマイホームの賃貸ルームで同居することになったのは、同僚の楠見俊直(松村北斗/SixTONES)と、4歳の娘。会社には秘密の"偽家族"として同居が始まった。一見、風変わりな生活に西園寺さんは心を癒されていく。途中、久々の彼氏ができたり、楠見のことが好きになったり。彼女が最終的に選ぶ生活は一体?
夏ドラマで翌週の放送がとても楽しみだったのは『西園寺さんは家事をしない』。ハマる要素はいくつもあるけれど、やはりゴールデンタイム初主演ドラマとなった、松本若菜の存在は大きい。とにかく明るく、真っ直ぐで淀みのない、サザエさんのような西園寺さん。そんな女性を超絶美人の松本が、振り切った演技で魅せてくれた。周囲でもハマっている人が多く、明るさに人気は集まるのだと実感させられた瞬間でもあった。
そんな西園寺さんの(一瞬だけ)彼氏となったのが、津田さん演じるカズト横井。料理系のYouTuberで、西園寺さんの元同僚。ずっと思いを寄せていたが、自分に自信が持てず、告白に至らなかった。が、再会を果たした自分には名誉も財力もある。彼女をやっと幸せで包囲できると告白したものの、彼女の心は楠見の元へ……
「グッルグル、グッルグル、焦らない~」
歌い、踊り、そして料理をする横井さんはまぶしかった。彼の人生にまたピンクの光が差すことを願う。
○無駄な脂肪ゼロボディに艶肌
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