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インバウンド効果で伸びている!? 日本発越境ECで人気の商品と「インバウンド×越境EC」の今後

マイナビニュース / 2024年9月6日 13時26分

画像提供:マイナビニュース

記録的な円安の継続を背景に、インバウンドはもちろん、日本発の越境ECもかつてないほどの活況を呈している。「訪日客が増えると越境ECの成長は鈍化するのでは」と見る向きもあるが、インバウンドの隆盛は越境ECにどのような影響を与えるのだろうか。また、日本発の越境ECでは、いまどのような商品に人気が集まっているのだろうか。

BEENOS株式会社が8月22日に開催した「越境EC・訪日インバウンド×上半期トピックス発表会2024」の内容から、2024年上半期に起きた越境ECを取り巻く環境変化や、日本発越境ECにおける人気・伸長カテゴリを紹介する。
○越境ECを取り巻く環境変化

2015年から日本発の越境EC市場は顕著な成長を見せており、BEENOSが展開する海外向けECモール「Buyee」の流通規模も継続して拡大している。2024年は訪日観光客のさらなる増加や記録的な円安の進展など、越境EC・訪日インバウンドに関連するさまざまなトピックスがあった。まずは、2024年上半期に起きた越境ECを取り巻く環境変化を見てみよう。
○1.記録的な円安の継続

2024年4月~6月は1ドル=160円の水準に到達。海外ユーザーが日本から購入しやすい環境を後押ししている。実際に、BEENOSが行った調査で、67%のユーザーが円安の進行により日本の商品購入が「増えた」と回答。また、63%のユーザーが自国と日本の物価差について、「日本のほうが安い」と答えている。
○2.クールジャパン戦略を刷新

政府は2024年6月、5年ぶりにクールジャパン戦略を刷新し、「新たなクールジャパン戦略」を発表。「コンテンツ」「インバウンド」「食」を3本柱に、2023年時点で19兆円の海外展開を、2033年時点で50兆円の規模まで拡大する野心的な目標を掲げている。
○3.ライブ・エンタテインメント市場の回復・拡大

ライブ・エンタテインメント市場規模はコロナ禍以前を上回り、2023年は過去最大を記録。今後も市場の拡大が見込まれている。
○4.訪日インバウンドが過去最高規模で推移

2024年1月~6月の累計訪日外客数は17,777,200人。過去最高を記録した2019年同期を100万人以上上回り、さらなる拡大を見せている。
○インバウンドの伸びが越境ECに与える影響は?

ここで気になるのが、越境ECとインバウンドの関係性だ。越境EC市場は、コロナ禍で国境を超えた人の往来が厳しく制限されていた中で大きく成長したため、「訪日客が増えるとわざわざ越境ECで日本の商品を買う人が減り、越境EC市場の成長が止まってしまうのでは」と考える人も少なくない。

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