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シャープのEVコンセプトモデル、技術展示イベント「Tech-Day ’24」で公開

マイナビニュース / 2024年9月6日 13時34分

画像提供:マイナビニュース

シャープは、EV(電気自動車)事業への今後の参入を見据え、コンセプトモデル「LDK+」(エルディーケープラス)を発表。同社の技術展示イベント「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」に出展する。発売年度は検討中だが、数年後をメドとしている。

車内を「リビングルームの拡張空間」としてとらえ、“止まっている時間”にフォーカスしたEVのコンセプトモデル。シャープ独自のAI技術「CE-LLM」(Communication Edge-Large Language Model)や、AIoT技術、センシング技術などを活用し、EVと“住空間・人・エネルギー”をつないだ快適でサステナブルな暮らしを提案する。Foxconn(鴻海精密工業股份)と連携し、同社が開発したEVのオープンプラットフォームをベースに企画・開発。EVの開発・販売、アフターサービス、充電インフラサービスなどを手がけるフォロフライの協力によって実現している。

コンセプトEVでは、後部座席が後ろ向きに回転。ドアが閉まると両サイドの窓に搭載した液晶シャッターが閉まり、プライベートな空間が出現する。

家電を通じてAIが学習した情報をもとに、好みに応じて空調や明るさを自動で調整し、快適な車内空間を実現。車内後方には65型ディスプレイがあり、シアタールームやリモートワークで使えるほか、子どもの遊び場としても活用できるようにした。大画面を通じて家の中にいる家族とのシームレスなコミュニケーションも可能で、「あたかも隣の部屋にいるかのような安心で便利な空間を提供する」という。

EVには蓄電池と太陽電池を搭載しており、家全体と連携。AIが家とEVとの最適なトータルエネルギーマネジメントを実現でき、災害などによる停電時には、蓄電池に貯めた電気を家庭内で活用することも可能とする。

「SHARP Tech-Day ’24 “Innovation Showcase”」の会場は東京・有楽町の「東京国際フォーラム」で、会期は9月17〜18日の2日間。参加費は無料だが、特設サイトからの事前登録が必要となる。なお、今回出展するコンセプトモデルには一部搭載していないものや、モックアップでの展示のものがあるとのこと。
(庄司亮一)

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